北海道の師匠のアキアジ釣りに同行させてもらうようになって今年で3年目。自己記録の1日に3本をなんとか越えようと頑張ってはみたのだが、そうそう上手くはいかない。一方の釧路沖での船釣りはプチ漁体験。5日にわたる遠征釣りで釣れてうれしかった道東のお魚ランキングを発表♪
第一位は当然アキアジ。この魚の強烈な引きを味わうために遠征しているのだから釣れてもらわなければ困る! 今年は1日目……卦もなし。2日目…1バラシと大苦戦。ようやく3日目に新しい群れが入ってきてくれたようで、2本ゲット。北海道の師匠の釣友さんはその翌日から止別に遠征し5本ゲットしたそうだ。群れの接岸のタイミング次第で釣果が大きく左右されそう。
アオゾイという魚はクロメヌケが標準和名。60センチと大きくなり、鮮度が良ければ刺身もあり、焼いてよし、煮付けてよしと、道東では白身の高級魚。釧路沖の根魚五目ではその引きのよさもあって本命となっている。7月の北海道遠征でも2度出撃してアオゾイを狙ったのだが、不発。ようやく2012年初アオゾイに出会えた。しかもサイズが1キロ級ぞろいだったので超うれしい。
今年はどうやらホッケが不漁らしく、昨年までは釣れても「ああ、ホッケね」という扱いだったのが、「ホッケは貴重だ!」と一躍本命魚の1つに躍り出た。北海道の師匠宅にて、干物に加工してもらえることになっている。ホッケの干物なんてスーパー行けば売ってるが、あれはロシア産のシマボッケ(キタノホッケ)の干物。国産のホッケの干物は本当に貴重なものになりつつあるらしい。
釧路沖で船から狙うカレイといえば、ソウハチガレイらしい。冬場が釣期と聞くが、なぜか1匹だけ釣れた。初めて釣った魚なので、そのうれしさも手伝っての第4位。50センチくらいまで大きくなるそうなので、次はサイズアップしたいぞ。
釧路沖の大物と言えばマダラ。1メートル級が出ることもあり、水圧の変化に強いらしく海面までしっかり抵抗してくれるので釣趣がよい。バルーンサビキで8匹、タラジグで2匹。タラジグで釣ったものの方がサイズがよい。
北海道ではガヤガヤ釣れて人気がないが、25センチ超えのメバルだと考えるとへた釣り的には釣れたらうれしい魚だ。煮付けにして食べると、美味しい魚だと思うのだが…どうして人気がないんだろう?
北海道で釣れる××ゾイと呼ばれる魚を全種類釣ってみたいという野望があるので、シマゾイが釣れるとそれなりにうれしいのである。お味の方は……まぁ普通って感じ?
北海道でサバが釣れると知らなかったので、釣れてビックリ。サバとアキアジは最初の魚信の出方が似ているらしく、北海道の人が「アキアジ!」と糠喜びする様が見ていて面白かった。重量感が違わないの?
一応キープはされるけど釣れすぎるのであまり喜ばれない魚。15~30センチのものが針数鯉のぼりで釣れてくる。アオゾイと思って巻き上げて赤い魚体が見えるとちょっとがっかりする。美味しい魚なんだけどね。
釣った魚はキープが基本の釧路沖でもリリースされちゃうかわいそうな魚。へた釣りも一度リリースしてみたのだが、カゴメの餌になるだけなので、すり身用にキープすることに。タラコは12月~1月限定らしい。
著者: へた釣り