アキアジ遠征2012が本日からスタート! 昨年より半日早く止別に到着し、ちょっぴりたくさん釣っちゃおうというプラン。北海道の師匠からは「本日の目標はメス3本」。朝の便で羽田を発ち、昼過ぎには止別海岸に到着。様子見を兼ねて夕マヅメまで釣ったのだが「下見と練習」をしてきた。
釧路空港に到着したのは午前10時。羽田空港で「行ってきます!」とFacebookに投稿し、当然のことながらこの時点では悪い予感のかけらもないさ~と釣る気満々で北海道に上陸。空港まで迎えに来てくれていた師匠の車に乗って、休む間もなく止別海岸を目指す。12時30分には現地到着。平日の午後とあってさすがの止別海岸も空いているとはいわないが混んではいない。これは釣りやすいと大喜び。
でも、悪い予感は釣具をおろして準備している最中に訪れる。何人かの先客が帰ってきている。釣果を聞くと「まぁまぁ」とのこと。6本~8本くらいずつは釣れていたようだ。では、なぜ帰る? 1人や2人だけ帰っているのなら、午後から用事があるのかなと考えるのだが、浜に荷物を運ぶ途中で何人もの帰る途中の釣り人に会う。浜の様子が見渡せるようになると悪い予感は的中したことを知る。釣れてない。全く釣れている気配がない。まぁ、お昼時だし、夕方に向けて潮も込んでくるので好転すると信じていた。
ウキルアーの仕掛けを作って第一投。周りは全く釣れてなくてもへた釣りの仕掛けにはアキアジ(それもイクラでお腹がパンパンのメス)が食いついてくると信じているから困ったもんだ。もちろん卦もなし。ウキルアーの射程圏内にアキアジの気配を全く感じないままに1時間、2時間と経っていく。では、アキアジが全くいないのかというとそういうわけではなく、すぐ目の前、へた釣りに熊の掌がついていればいくらでも捕獲できそうな至近にアキアジの群れの影が何度も横切る。馬鹿にされているようでなんだかとっても気分がよろしくない。仕掛け回収中にスレ掛かりしないものかと思ったが、スレは狙うと不思議と発生しないものである。
もうちょっと日が傾いてからじゃないと釣れないかな?と思いつつ少し休憩をしていると、さすがは北海道の師匠、まぁまぁサイズのアキアジ1匹釣り上げた。でも、オスだったので「目標までメス3本!!」と気合を入れられる。目の前で釣れたのを見ると気合は入るのだが……長続きしない。全く魚がかすった気配すらなく、キャスト→リトリーブの繰り返し。結局、北海道の師匠もそのあと不発で……気分はすっかりアキアジモード……でも釣果は書きたくない。
宿に着くと、気のよさそうなオジサンに声をかけられる。「釣りかい?」。そうですと答えると「餌は何を使っている?」と聞かれる。「ソウダガツオ」と答えたところ、へた釣り&北海道の師匠はオジサンの目から見てよほど釣れなかったオーラが色濃く出ていたらしく、「ソウダ? みんな使ってるけどね」と思わせぶりな態度。特餌があるらしいので教えを乞うと、「ヘビだよ、ヘビが一番」。「ヘビ捕まえて、ぶつ切りにして餌にするとびっくりするほど釣れるよ」。釣れるのかもしれないが、ワイルドすぎて無理っ!!
著者: へた釣り