人生3度目の標津沖小突きカレイに。昨年は人生初の50UPクロガシラを仕留めてドヤ顔を決めたので今年もと意気込んで臨んだ。小突いて小突いてカジカをかわし、大型カレイのモタレるような魚信に対応してと妄想シミュレーションは完璧だったが、魚との折り合い悪く本日は44センチまで。
学校の関係で子供1号は北海道に来れなかったので、子供2号とともに標津沖カレイ。恒例の最大魚一発勝負の北海道の師匠杯に参戦。優勝賞金1万円を狙って子供2号はやる気マンマンだった。へた釣りはというと、毎年釣り始める前は、空気を読んで子供たちに賞金が渡るようになどと殊勝なことを考えているのだが、いざ釣り始めると全く空気を読まずに真剣勝負。竿を握ってベストを尽くさない……そんなの無理だもんね。今年も空気を読まずに全力で頑張ったが…どうもうまくいかなかった。
4時半に北海道の師匠にホテルまで迎えにきてもらって、総勢8名で標津港を目指す。小雨がパラパラと降っているが釣りの邪魔になるほどの雨足ではない。むしろ風の方が気になる。強風というほどではないが、7、8メートルの風。標津の沖は風に強く海が荒れることはほとんどないそうだが……。7時半に標津港に到着し、8時に出船。船は毎年お世話になっている日陽丸だが、今年は船長が怪我をされたそうで、代理の人が操船してくれた。
小雨模様で陸地が見えないのでどの方向のポイントに向かったのかは定かでない。15分ほど走ったポイントで釣り開始となる。いきなり子供2号の竿が強烈に曲がり、ときどき激しい抵抗を見せる。海面に現れたのは50センチはあろうかといういきなり優勝サイズのクロガシラ。タモの準備ができてなかった(写真撮ってる場合じゃないだろ!!、俺w)ため痛恨の海面バラシ。幸先悪いスタートだが、子供2号にしてみれば人生最大のカレイの姿は拝めたわけで俄然テンションが上がる。その直後にへた釣りが船中1匹目のカレイ。でも…30センチくらいと小さい。
この日は子供2号が絶好調。45センチ級のカレイを数枚上げたかと思えば、45センチと40センチの一荷で、ドラグの滑りっぷりからオヒョウかも?なんてドキドキも味わった。一方のへた釣りはというと…釣れども釣れども小さい。30センチ級ばかりで40センチになかなか届かない。やっとまともな引きをする魚に大喜びするもドデカサイズのカジカでがっかり。小突きすぎると魚信は増えるが、サイズが小さくなると薄々は気づいていたが、そこは多動性中年の性で小突かず待つという作戦に切り替えられない。
このまま40センチ超えなしで終わりかもという予感がし始めたころ、ようやくアワセにいって竿を立てるのにちょっと苦労するいい魚信。ドラグを出しながらゆっくりファイトして取り込んだのが本日最大の44センチのクロガシラ。ソウハチガレイやヌマガレイ(北海道ではゴソガレイ)交じりで本命のクロガシラ、マガレイがポツポツと釣れ続き、12時で沖上がり。今年、空気を読まずに北海道の師匠杯を制したのは…北海道の師匠。55センチだった。第2位は北海道の師匠の釣友のA木師範でこれも52センチのご立派サイズ。へた釣りは空気を読んで着外。子供2号は数なら船中上位だったと思うのだが、へた釣りの指導のせいで小突きまくったのが仇となり45センチ級は3、4匹釣ったのに入賞サイズは手にできなかった。
著者: へた釣り