釣りには一喜一憂が付き物なわけだが、一憂では済まずに、9月の俺終わったかもなことになってしまった。本日はタチアマリレー。タチウオによる高切れでラインの大半を失い、アマダイは釣りにならず。ラインを買うお金がないので9月にやる予定だったタチウオとアマダイは…俺、終了!?
9月はカワハギの大会に参加する20日、21日以外は、タチウオとアマダイをやってみようと考えていた。その初戦となったのが、羽田・かみやのタチアマリレー。目標をタチウオ5匹、アマダイ1匹、カイワリ1匹に定めて挑んだ。アマダイはこの時期ならボウズをくらったことがないので、それくらいはいくだろうと甘く見ていたが、トラブルに見舞われて、アマダイ釣りはできなかった。なんだか不完全燃焼なので、いつもならこの怨みはらさでおくべきかぁと魔太郎化してリベンジを誓うのだが……台所事情が苦しいのでリベンジは難しいかも。
まずはタチウオから。下浦沖の水深120メートルくらいのポイントにタチウオ船団ができていたので、それに合流する。10分近くかけて船団の周りをグルリと回ってポイントが決まったのが8時38分。水深120メートルで底から15メートルという指示だった。仕掛けを投入して、50センチ刻みでフワフワと誘いながら巻き上げてくると、すぐに穂先をグゥーと引っ張るような感じの魚信が出る。そのまま誘い上げると、竿に重みが乗って針掛かりするという素直かつ高活性なパターン。1匹目は釣り始めて5分後にゲット。
その後も順調に魚信が出て、9時には目標にリーチの4匹目をゲット。ここまでは絶好調だったのに、あと1匹という気負いが海中に伝わったのか、魚信はあれども針掛かりせずで苦戦することに。5匹目を釣ってノルマ達成するのに1時間以上かかってしまった。気が楽になればすぐに6匹目。ツ抜け近くは行けそうだなぁと思っていたら、6匹目を釣った直後に、横の人の取り込み時にラインをスッパリやられて、本日終了。横の人がガンガン巻かずにゆっくり巻く人だったから嫌な予感はしてた。予感は的中した。
フォースマスター400のPE2号の糸巻き量は200メートル。そのうちの120メートル以上を一気に失ってしまった。横の人がえらく恐縮していたので「タチウオ釣りにはよくあることですよぉ~」とにこやかにしていたのだが……内心ちょっぴり弱っていた。カワハギ竿を2本買うなんて散財をしてしまったのでわずか200メートルのラインを買うお金がない。フォースマスター400がないと、タチウオもアマダイもできなくなるので弱ったなぁ~。別の釣り物考えなくちゃいけないかもなぁ。竿を借りてアマダイにリレーしたが、竿もリールも重いので置き竿にしてのんびりまったりやる気なし。そんな釣り方で釣れるわけもなく、アマダイ釣りはしなかったに等しい。
桟橋にて、持ってる男のM名人からマダコを頂く。本当はマダコとアマダイを交換しようと約束していたのだが、釣れなかったアマダイは差しあげられずに、一方的にマダコを頂くことになってしまった。これが本日、唯一のよかったことかもしれない。なんか、この釣行記、虚無感が漂っているなぁ~。高切れしたことを嘆いているわけではない。ラインを巻き替えるお金がない自分の甲斐性のなさを嘆いている。
著者: へた釣り