やっと……ほぼ一カ月ぶりに竹岡沖のカワハギ釣りに行くことができた。風がやや強くウネリもある、カワハギ釣りにはあまりいいコンディションではなかったが、型(24.5センチ)、数(15匹)ともにとりあえず今シーズンで最高の釣果。閃迅カワハギ+競技カワハギのおかげだろうか?
荒天の週末が続いた上に「今日は、乗合お休みです」のせいで、東京湾で釣りをするのは10月2日以来。来週は法事があるので、この日釣りに行けなければ、次は2週間後になってしまう。「乗合お休みです」ってことが絶対にない予約乗合ってことで、金沢八景・一之瀬丸から出撃してきた。閃迅カワハギ3戦目でなんとなく要領を得てきたクワセ三段活用と刺さり抜群という噂の新兵器、競技カワハギで釣果が上向くことに期待して、船は竹岡沖へ。
カワハギ船は浦安か東大井からしか乗ったことがなかったせいで、片道1時間くらいかかるものだとばかり思っていた。金沢八景から竹岡沖は「近っ!」と驚きの片道30分。この日は片舷8人で、カワハギ釣りならオマツリを怖がらずに済む。タタキ→タルマセを基本にハワセまでやろうと思えばできる。右舷の艫から2番目の席。大艫には一之瀬丸常連のベテランさん。左には竹竿使いのなんだか上手そうな人。安心して釣りに集中できそうだ。
でも、この日はとにかく魚信が小さく渋い感じ。波もあるのでただでさえ魚信を取りにくい状況なのに、カワハギは「ふわっ」というアワセようのない感触を手元に伝えるのみで、アワセられる魚信はすべて、トラギス&ベラのもの。竹竿使いは集寄大好き(集寄を2つ繋げてたもんなぁ~)なスタイルだったので、トラギスの魚信ですらほとんど取れていないようだった。へた釣りもカワハギに餌を取られまくって、釣れるのはトラギスばかり。1日でトラギスを50匹近く釣ったような……。
クワセ三段活用応用編のタタキ→タルマセ→聞き上げパターンでなんとかカワハギを拾っていけるようにはなったが、相変わらずのスロースタートで午前中は3匹だけ。この日はタタキまくるが正解だったようで、腕がだるくなるまでタタキまくってちょっとタルマセて聞き上げるとカワハギのカッカーンな魚信が出るってことに気づいてから、順調に釣れ始めた。後半は、大艫のベテランさんよりハイペース(ダブルもあったよ)でカワハギをゲットできるように。
途中、カワハギが浮いているときには50センチくらい底を切って宙層タタキに挑戦してみたり、タタキのあとのタルマセの時間をいろいろ変えて(ときどきハワセたりして)、餌取り&カワハギの活性にフィットさせてみたりと、下手は下手なりにいろいろ考えながら釣ってみた。結果は15匹。とりあえず今シーズン(=閃迅カワハギを使い始めてから)では最高の数だ。竿頭が17匹だったので、へた釣りにしては頑張った方ではないかと。サイズも24.5センチのお刺身サイズが混じったので、満足、満足。
著者: へた釣り