師匠からの宿題があった。クワセの三段活用で何でもいいから魚信を取って魚を掛けること。閃迅カワハギ3戦目は着底スティ→ゼロテンション→タルマセ・ハワセをひたすら練習。練習の甲斐あってか尻上がりに調子が上がり、今期初のツ抜け。釣れども釣れどもサイズアップはせず。
先週に引き続いて、東大井・いわたから竹岡沖のカワハギに出撃。今週のテーマは釣れなくてもいいからまずはカワハギの魚信を感じる。感じた魚信をクワセの三段活用を使って針掛かりさせられる魚信に変えてみる。「これができない人は絶対に上達できない」と師匠に言われた基本をマスターすることが目的。天候はよくない。風が強く、ウネリも少々。
竹岡沖に到着して釣り始めたのだが、何でもいいから魚信を感じようにも、魚信がちっともない。では、魚信がないまま餌を取られているのかというと……アサリが装餌したのとほぼ変わらない状態で3つとも戻ってくる。ポイント移動を繰り返してようやく、ベラらしきプルルルな魚信。続いてコンコンなトラギスの魚信。カワハギらしき魚信がないまま時間が経っていく。
着底スティでは魚信があっても針掛かりは無理なのでゼロテンションに。穂先がまっすぐになった状態でも魚信が分かるかをチェック。小さな魚信は取れなくなり知らないうちに餌を取られることが増えたが、カワハギの魚信が出てきたから不思議なものである。ゼロテンションではなかなか針掛かりはさせられないが、なんとか1匹カワハギゲット。
続いてタルマセ。ゼロテンションからさらに糸を送って糸ふけを作る。当然この状態では魚信はでないので、2秒くらいタルマセてから竿を聞き上げると……ちょうどゼロテンションの状態になると、魚信がでることが分かる。ほとんどはベラやトラギスの魚信だが、カンカーンなカワハギの魚信も。聞き上げ中なので、同じゼロテンションの状態でも、針掛かりさせられる(した?)魚信が出る。タルマセ→聞き上げでカワハギ2匹ゲット。午前中はこの3匹だけ。
午後は応用編。着底と同時に聞き上げ(餌取りをかわすため)。もう一度底を取ってタルマセて2秒たったら聞き上げを繰り返す。聞き上げが魚へのアピールになると師匠から説明を受けていたので、大きく1メートルくらい聞き上げて底まで落としてタルマセを繰り返すと、聞き上げ中にカワハギの魚信が出る。この動作を真面目に繰り返していると、全長10センチ以下のトラギスの魚信だって取れるし針掛かりさせられることに気づく。
タルマセ→聞き上げばかりだと、トラギスやベラの魚信が多いと感じた(横の人が叩いてカワハギを釣っていた)ので、タタキを混ぜる。着底→聞き上げ→再着底→タタキ→タルマセ→聞き上げというパターンでカワハギへのアピール度を上げてみる作戦。実はこの作戦が見事に当たった。午前中は3匹だったカワハギが午後は8匹ゲット。タタキの後のタルマセ(クワセの間)が効くようで、叩いたあと糸を張って待っていた横の人より圧倒的に魚をゲットできるペースがよかった。今期初のダブルもあった。
残念なのは、この日は大物運がなかったようで針掛かりするのは、20センチ以下ばかりだった。ときどきカワハギに似た強い魚信が出て、ヌカ喜びさせてくれたのがサバフグ。魚信は似ているが巻き上げ中に竿先を叩くような感じにならず重いだけになってガッカリ。サバフグは毒があるので、食べることはできない残念な魚なのだ。
より大きな地図で 2011-10-01 東大井・いわた カワハギ を表示
著者: へた釣り