日の出と同時に堤防に立てる時間に起きる。外は……雨。強くは降っていない。今日が最終日なら迷わず突撃だが合宿はまだ先が長い。体調を崩すのが怖いので自粛し、雨がやむのをじっと待つ。午後になると晴れ間がのぞく。と、同時に堤防へ。お供は子供2号。実際はお供はへた釣り。
堤防の外側は波が駆け上がってくるため、内側限定で穴釣り。ポイントが限られるので、こういうときは奥の手。テトラに向けてコマセを投下。波が打ち寄せる方向を計算して、狙うポイント周辺にコマセが集まるようにテトラにコマセをぶつけ、貼り付けていく。穴釣りでコマセなんて邪道かもしれないが、効果抜群だし、宇佐美周辺では結構みんなやっている釣り方。コマセのおかげかメジナラッシュが始まる。
メジナで大喜びしている子供2号の竿がひん曲がったまま戻ってこない。90センチと短くしかも柔らかい竿ではリールが巻けないほどの大物? それとも根掛かり? 糸が伸びている方向を見てみるとデカッ!!なムラソイ。ラインを手で手繰って取り込む。25センチと堤防では超満足サイズ。その直後にもう1度。「パパ~、また巻けない」。今度こそ根掛かりだろと思って覗き込むと、さっきのよりさらに大型のムラソイがテトラに引っかかっている。これまたラインを手繰って取り込む。27センチ。コマセを食ってお腹タプタプ。さらにもう1度。さすがにサイズアップせず23センチ。3匹合計長75センチ。ありえねぇ~。これは大物賞は確実かも。
そのときへた釣りはというと……チビメジナとチビムラソイを数匹釣っただけ。もっとかわいそうなのは子供1号。なんだか体調が悪いようで、合宿所でお留守番。明日は午後からカイワリ五目の予定なのだが大丈夫かなぁ? 釣りにすっかり自信をつけた子供2号が「代わりに行くよ」と子供1号を挑発するも、相手をする元気もない様子。治るといいんだけどなぁ~。
著者: へた釣り