昨年のゴールデンウィーク以来の伊豆釣り合宿。カイワリを狙って船釣りには何度か来ているので久しぶりという感覚はなかったのだが、堤防に立ってみると…え~と、どんな釣りだっけ? 釣り方は覚えてはいるが、感触はきれいさっぱり忘れている。合宿初日は子供たちとならし運転。
12時ちょうどに宇佐美駅に着く。2時間ちょいの禁煙明けの一服は本当に美味い。駅前で軽く昼食を済ませたら合宿所にチェックインし、釣り具を抱えてそのままいつもの堤防へ。オキアミが全く溶けてない。コマセミキサーがほとんど歯が立たない状態だったので、まずは子供たちの穴釣り用のタックルを用意する。餌はカワハギ釣りで船宿でもらった冷凍アサリ。オキアミよりも餌持ちがいいし、アオイソメより食いがよい。生きて動かないので子供たちが餌を付けられる。へた釣り家に限ればカサゴ狙いの特餌だったりする。
子供2号はうまく堤防の際に仕掛けを送り込めずにちょっと苦戦。子供1号は釣り方をばっちり覚えていたようで、開始してものの数分でまずは20センチのカサゴをゲット。ノギスケール125で計測して合宿期間中大物賞の暫定首位に。今年のへた釣り家釣り大会の大物賞の賞品はタブレットなので気合の入り方が違うようだ。でも、子供1号、20センチじゃ大物賞確定は遠いと思うぞ。子供1号はカサゴが居ついている穴を上手に見つけたらしくすぐに22センチのカサゴも追加する。
出遅れた子供2号も15センチくらいのムラソイをゲットし釣り方を少し思い出した様子。ただし、どうもサイズを伸ばせないようで、釣り上げるために「ちっちゃ!!」と喜んでるのか悔しがっているのか分からない声を上げる。10センチ以下のマイクロムラソイまで釣り上げて、仕方がないので小物賞ってことで記念撮影。そんな魚を少しでも大きく見せようとカメラにぶつかるほどに魚を突き出してくるものだから、「その魚は小さく写った方が面白いんじゃない?」となだめて写真を撮った。
オキアミがようやく溶けだしてコマセを作れたので、へた釣りもウキフカセで釣り開始。20分ほどしか釣りができなかったため、メジナの活性はいいんだか悪いんだか判然としない。テトラ際や藻際を流せばメジナが飛び出してくるが2メートルほど仕掛けを流すポイントを離すと餌が残って返ってくる。魚影は濃いがコマセに狂うほどに活性が持ち上がらない。丁寧にウキを流して獲っていくしかない。足裏サイズは1匹だけで26センチだった。それでも柔らかい磯竿で魚をいなしてやり取りする感触を忘れていたので、テトラに潜られかけてハリスをザラザラにされてしまった。竿の弾力を信じてもう少し強引にやり取りするんだったっけ?
大人気もなく「こりゃ、大物賞はパパだね」と宣言すると、「ずるい!」…何が? 「貸して♪」…何を? ウキフカセ用の竿を子供たちに奪われる。というわけでへた釣りは仕掛けをいい場所に落とすのとコマセを撒くだけ担当にされてしまう。子供たちが釣ってるのを見てるだけで面白いからいいんだけどね……。子供1号、子供2号ともに20センチを少し超えるサイズのメジナをゲットし、「大物賞狙うならウキの方がいいのかな?」と余計な知恵をつけたもよう。明日からは予備に持ってきた磯竿の出番があるかも?
著者: へた釣り