さぁ~て、TKB52決勝に向けて暗雲立ち込めてきたぞ!! 魚信は結構あるのに全くといっていいほど針掛かりに持ち込めず集中力が切れる。良型らしい吸い込むような魚信も2度あったのに1度は見逃し、1度は巻上げ中にバラシ。最大25センチでTKB寸も65センチどまり。ホンマにアカ~ン。
まぁ、これが実力通りといえばそれまでなのだが、実力不足を補うために用意したスペシャルアイテムがことごとく不発。羽田・かみやからカワハギ釣り。潮先と予想して釣り座を右舷の舳から2番目に決めたのだが、横の席(=舳)にやってきたのは勝ち目がないのでこの人とは魚の奪い合いをしたくないY本名人。これが1つめのアカ~ン。「席変わろうかなぁ」と出船前から弱気の虫が騒ぎ出す。Y本名人とはTKB寸では互角だったが、数では27匹対9匹のトリプルスコアで大惨敗。釣り方のヒントをたくさん下さったが……真似できない。
船は片舷9人、18人の釣り人を乗せて竹岡沖へ。竹岡沖にはカワハギ船団ができている。タチウオやイサキで船が密集しているのは何度も経験があるが、カワハギでここまで船が固まっているのを見るのは初めてかも。昨日は時化後の荒食いがあったらしいので、今日もそれなりに高活性なカワハギが船団の下にいっぱいいると信じていたのだが……船団に近づいてみるとなんだか周囲の船から倦怠感が漂ってくる。少なくとも荒食いで盛り上がっている雰囲気ではない。アカ~ンかも。
本日のテーマはホタテ星の実験だったのだが……ハギポン液にホタテとアサリを一緒に入れたのが大失敗。ホタテのヒモは大量のヌルヌル液を出すと知る。いつもどおりに塩分控えめにしてあったため、塩がホタテのヒモ汁によって希釈され、アサリがほとんど締まってない。締まってないどころか剥きたての状態よりもなんだか柔らかくなってしまっている。アカ~ンだろ、この餌。ホタテ星はクリップで問題なく固定できることは確認できた。これが本日唯一の収穫かも。
釣り始めると、アカ~ンと叫び続けることになる。宙でフワフワさせているとカワハギが餌に触れてくる感触は頻繁にある。ところが誘い下げて針掛かりさせようとしても、そのままフワフワさせ続けても、竿を持ち上げて掛けにいこうとしても、ことごとく空振りに終わる。その度にアカ~ン、アカ~ン、アカ~ン。やっとアカ~ン地獄から解放されたのは釣り始めて1時間以上経ってから。25センチのまぁまぁサイズ。本日写真を撮ったカワハギはこの1匹のみ。残りは20センチくらいのしか釣れなかった。上手く針掛かりさせられないのは餌のせい? それとも今日はそういう活性だった? 腕が悪い?
船は船団を離れて、浦賀航路内のやや深めのポイントを攻め、再び船団近くに戻ってくる。どのポイントでもカワハギと思われる魚信はあるのだが、針掛かりに持ち込めないという状況がずっと続く。数も伸びない、型も伸びない。近くにTKB52予選のかめだやと第二泉水がいたので良型を期待できるポイントなのは間違いない。実際、良型っぽい魚信はあったのだが、アカ~ン続きで悩んでいるときに不意にチャンスが訪れても物にできない。
著者: へた釣り