成績はよくないのに、予習、復習はしっかりしている、ある意味不憫な子=へた釣りだ。来週は第12回かみやメバル釣り大会。ぶっつけ本番で臨むほど腕に覚えはないわけで、練習釣行に。今季最大の28センチメバルを釣って、船長から「来週クーラーに隠して持ってきちゃだめですよ~」。
開幕から4戦したが、満足な釣果を得られず今季のメバルは大苦戦している。最大サイズは22センチ…煮付けサイズと呼んでいる20upは1釣行あたり2~3匹。原因を低水温のせいと考えて、このままじゃメバル嫌いになりそう。温かくなるまでお別れ…!?していた。3月3日以来だから、3カ月以上メバルとお別れしていたわけだ。羽田・かみやに到着してみると、既に6人の先客。左舷の舳から並んでいる。一瞬右舷舳でと考えたのだが、なんだか和を乱しているような気がして、左舷の7番目に釣り座を決める。
かみやは6月になるとメバルの船長が代わるようで、いつもの船長ではなく、初めてお世話になる(といっても桟橋や送迎で何度もお会いしている)船長さんだった。洋平丸に乗ったときにも感じたが、メバル釣りは船長によって、戦略が変わる。いつもの船長は数狙いであわよくば型もってタイプ。新船長はとにかく型というタイプのようだ。船は15分ほど走って、川崎の堤防へ。仕掛けを投入してみると、サイズこそアレだが、メバルが2匹ほど。続いて、ちょっといい魚信があった。煮付けサイズな手ごたえに丁寧にリールを巻いたのだが、ご立派すぎるサイズのキューセンベラでガックシ。
船は川崎~横浜周辺の堤防を叩きながら徐々に南下していく。どのポイントでもメバルがポチポチ。とりあえず、今季最大サイズとなる23センチが釣れて、船長に写真を撮ってもらう。この船長のマイクアナウンスが面白い。ポイント移動の際、「こんなこと言っちゃなんですけど、次のポイントは1匹も顔見ないと思います」。どうしてそんなポイントに連れてくんだよぉぉお!! で、そのポイントから移動するときは「粘って1匹釣れちゃうと動けなくなるので、移動します」だもん。今までお世話になった船長の中で面白さという点ではNo.1かも。
「ちょっと難しいけど、壁際に投げて引きづりだしてね~」と向かった先のポイント。正確にキャストする能力がない上に、艫寄りは壁までの距離がどうしても遠くなるので、大苦戦。風の塔で釣ったときもそうだったが、壁ギリギリに投げ込むのがどうも苦手だ。舳寄りの人が着実に数を伸ばしていくのに、完全に蚊帳の外。ほかの人がメバルを釣っているのに…カタクチイワシしか釣れない。イワシが付いたまま仕掛けを投入すると、ゴンッ!! 竿先がいきなり大きく沈む。竿をゆっくり持ち上げリールを巻き始めると、重い。ときどきドラグが滑るような引きで抵抗する。これが28センチのメバルだった。エビがイワシに化け、イワシが大メバルに化けた。
その後、本牧の「禁煙ゾーン」ポイントに。何かが狂ってしまったへた釣りはここで、シロギス釣り??? メバルを狙っているはずなのに、釣れてくるのはシロギスばかりで、25センチのご立派サイズまで釣れた。胴突き仕掛けのシロギス釣りにハマる人の気持ちがちょっぴり分かった。さらにストラクチャに打ち込むポイントに。こういうポイントの経験があまりなかったので、あきらかにメバルな魚信があっても、ストラクチャに逃げ込まれて仕掛けロストしまくり。あとで船長に聞くと「少し送ってすぐに竿を持ち上げ」ないとダメだったらしい。十分に食い込むまで竿を動かしちゃダメだと思い込んでいたへた釣りはここで1匹もメバルを手にできず。
最後は、本牧・国際埠頭の日曜限定ポイント。ここでカサゴメインにときどきメバルな釣りで癒される。22センチのメバルを追加して、煮付けサイズは3匹。メバルは全部で11匹(+リリース3匹)。カサゴも25センチを少し切るサイズが2匹混じって12匹(+リリース4匹)。メバル・カサゴで23匹(+リリース7匹)。数はさっぱりだけど、メバルの大物狙いの予習はできたので満足。問題は、壁際&ストラクチャ対策の復習だな……復習しようにも落ちこぼれた感じなのであったw 来週の大会で会心のどや顔ができるようになんとかしないとなぁ~~~~。
著者: へた釣り