釧路港でロックゲーム。釧路の沖でアオゾイ&マダラを2戦。知床に遠征してカラフトマス。道東の釣りを満喫した北海道遠征2012の締めくくりは、最終日に泊まるホテルのすぐ横の渓流で年に一度の渓流釣り。ヤマメとオショロコマをアオダモの下から引きずり出し、ニジマスの引きを楽しむ。
摩周湖の近くにある虹別ヘイゼルグラウスマナーという宿がお気に入り。部屋がいいとか、料理がいいとか、ワインがいいとか、まぁいいところはいっぱいあるのだが、へた釣りにとってはホテルのすぐ横を流れているシュワンベツ川でお手軽に渓流釣りの真似ごとができるのが特にお気に入り。朝早くにベッドから抜けだし、朝食の時間までと朝食後のチェックアウトまでの数時間(この間、子供たちは馬に乗っている)、釣りをして楽しめるのである。渓流で釣れなくてもホテルのサービス(?)で大型ニジマスの釣り掘があるので、北海道遠征の締めくくりがボウズってことは絶対にないのであったw
川のほとりにベンチが2つ。川幅は広いところで4メートルくらい。アオダモが水流になびく緩急のついたポイントがいくつか、川の中に入らなくても竿が届く範囲にある。まずは毛バリで挑戦。といっても本格的なフライフィッシングではなく、渓流竿の先に毛針を結んで川面をちょんちょんと叩いていくというお手軽釣り。狙えるのは流れが緩慢なポイントだけ。毛針を着水させると同時に魚が興味を示して飛び出してくるのが見え、毛針に魚が触れることまではいったのだが針掛かりせず。魚はいることが確認できたが、流れの緩いポイントは限られているし、毛針にスレてしまって次第に魚が飛び出してこなくなる。
こうなると餌の出番。ぶどう虫を付けてアオダモに沿って仕掛けを流していくと、糸の流れがフッと止まる。竿を聞くと魚が抵抗するプルプルッという手ごたえ。まずは本日一匹目のお魚。18センチくらいのニジマス。養殖されて放流された二ジマスとは違って、天然のニジマスは抜きあげようとすると体のサイズの割には激しく抵抗してくれる。あまり遊ばせるとほかの魚を散らしてしまう。3.6メートルの細みの源流竿を使っていても無駄に暴れさせないように取り込むのが結構難しい。
その後は小型のヤマメ(北海道ではヤマベ)、オショロコマが、飽きない程度に餌に触れてきて、癒してくれる。オショロコマは聞き慣れない魚だがイワナの仲間。道東ではいくらでも釣れるせいもあってか、渓流釣りでの餌取り扱いされることが多いがヤマべより野趣がある味で美味しいような気がする。ヤマベとオショロコマはよく似ているが、腹が白いものがヤマベ、腹が黄色かかっているものがオショロコマと見分けるそうだ。
渓流釣りで攻められるポイントがなくなったら、再び毛針にかえて、ホテルのサービス、大型ニジマスとのファイトを楽しむ。水面に毛針を落とせばすぐに食いついてくる。どうせなら引きを楽しもうと150センチの川用小物竿を釣ろうとしたのだが、40センチのニジマスを相手にすると竿の根元でボキッ。元の竿に戻してなんとか取り込みまで成功。水面から頭を出させて空気を吸わせるまでたっぷり3分以上かかった。ちゃんと考えて竿を選ばないとねw
著者: へた釣り