タラジグに魚信バンバン!! でも…今年もアオゾイは幻の魚に

夏の北海道遠征で一番釣りたい魚はアオゾイ。去年は海悪く撃沈。今年は2回も船に乗ればボウズってことはまさかないだろと思っていたが、まさかはあった。タラジグには魚信バンバン!!　でも…へた釣りにとっての本命であるアオゾイの魚信はなし！　アオゾイって幻の魚だったっけ？

本日はお一人様釣行。北海道の師匠も子供1号もさすがに付き合いきれないとのこと。前日、妄想と現実のギャップの大きさにお手上げとなったアオゾイのリベンジである。集中して今日こそはアオゾイを大漁してやるっ！と空回りすることが多い気合を入れて3時半に繁栄丸の船着場に。今日は船の電気が点いていない。ひょっとして一番乗りだったらどの席にしようかな？と考えていたら、実はへた釣りが本日一番最後に到着した釣り客。左舷の胴しか席は空いていなかった。出船30分前なんだから当然といえば当然か……。

■アオゾイの顔を見る前にマダラの入れ食いで道東の釣りを満喫

前日は2時間半かけて厚岸の先まで大遠征して空振っているので、本日は近場のポイントから。30分ほど走ると釣り開始のブザーがなる。アオゾイ狙いの胴突き8本針のバルーン仕掛けを投入する。魚信なし。昨日の悪夢がよみがえる。船長は「この反応はホッケでしょ」と言っていたが、へた釣りの仕掛けには全く食ってくる気配がない。何度かポイントを変えて流しなおすと「いい反応入ってるよ～」。気合を入れなおしてフワフワシャクリ続けると、竿先がゴンッと沈む。タラ祭りの始まりだった。

アオゾイ狙いの胴突き仕掛けに食ってくるのはほぼ100％の確率でマダラ。ここで船長は方針を転換。「タラが釣れているうちにタラを釣っちゃいましょ」ってなわけで少し深場に移動して仕掛けをタラジグに変更するように指示が出る。500グラムのメタルジグのタコベイトフックを付けて底から3メートルくらいを念入りに探る（スロージギング？）。釣ノリノリ師匠が子供1号にタラジグのやり方を説明していたのを聞いていたので、その通りにやってみるとすぐにゴツンという魚信があってタラが釣れ盛る。さらに釣ノリノリ師匠から大人向け（？）のアドバイスまでいただいて、へた釣りにしては珍しい入れ食い状態。

数ポイント流し変えただけで、北海道の師匠からお借りした50リットルのクーラーは中型～大型のマダラで満タンに。唯一の反省点はギャフの使い方が下手でうまく引っ掛けられず何匹か水面でさよ～なら～になってしまったことだろうか？　フォール中に魚信が出ることが多いので、一瞬根掛かり？と勘違いするのが大型のマダラの魚信。フッキングに持ち込んだらあとは2メートルくらい手巻きで巻き上げフッキングを確実にし、電動リールのスイッチオン。水圧の変化に強いらしく海面まで抵抗してくれるので、竿先の動きを見ているのが実に楽しい。

■残るはアオゾイ！　トロ箱2杯を満タンにするはずだったけど…

クーラーが満タンになったあたりで、「もうタラいいよね。まだ釣りたい人は放っていく（笑）」という船長のアナウンス。本命であるアオゾイ狙いに切り替える。クーラーにもう魚が入らないので船からトロ箱を借りて、あとはトロ箱をアオゾイでいっぱいにするだけ（タラ入れ食いで強気ｗ）なわけだが……船は30分ほど大きく移動して、アオゾイのポイントへ。アオゾイの釣り方も釣ノリノリ師匠にご指導いただいたのだが、タラと違ってアオゾイはちっともやる気がないようで……。

海底近くで竿先をゴツゴツと動かす魚信。枝ス間（45センチ）巻き上げ、追い食いを待つと少しだけ竿が重くなる。電動での巻き上げ中の手ごたえも悪くない。「やっとアオゾイ釣れたよ！」とニヤニヤしていたら水面に現れたのは、アオゾイとはちょっと色が違うシマゾイという魚とホッケの一荷。再度ゴツゴツな魚信。今度こそ…でも、シマゾイ。もう一度ゴツゴツ。三度目の正直……はホッケ。トロ箱いっぱいのアオゾイを夢見ていたが、シマゾイとホッケを2匹ずつ追加して今年もアオゾイは撃沈！

繁栄丸のサイトにはアオゾイなんて針数ついて当たり前風の釣果報告が載っているが、サイトを更新している釣ノリノリ師匠はツイキャスを使って釣りの様子をライブ配信しちゃうハイテクだぁ～な人なので、針数鯉のぼりの写真は実は合成でアオゾイは幻の魚ではないかと疑っていたり（当然、そんなことはないｗ）。7月28日、29日のツイキャスに北海道の師匠、子供1号、へた釣りが登場しているのでお暇な人はどうぞｗ