メバルは厳寒期の型狙いの時期しかやったことがなかった。来週第11回かみやメバル釣り大会に参加する予定なので、練習を兼ねて初めて数釣りシーズンにメバル船に乗ったのだが、大小織り交ぜ76匹! 数の自己記録を大幅に塗りかえ、煮付けサイズだけを数えても記録更新したよ!!
エビメバルは2月に開幕し、3月までの水温の低い時期の釣り物と考えていたが、大きな誤解だった。潮に濁りが入るゴールデンウィーク以降は、ハリスを細くだとか、底ぴったりに錘ステイだとか、根掛かり回避だとか、そんな難しいことをな~んも考えなくても、落とせば魚信がある。数が狙えるってことは型が落ちるというのも杞憂。リリースサイズもたくさん釣れたが満足サイズもしっかり混じる。20センチ以上の煮付けサイズだけで19匹。28センチを筆頭に25センチ以上だけで8匹もいたのだから数釣りシーズンのメバルは超楽しい!!
大会の練習というのもあって、羽田・かみやから出撃。左舷に4人、右舷に3人とゆったり釣行になった。まずは京浜港周辺の堤防際から攻め始める。第一投目で、いきなり未知の魚信。釣れてきたのは10センチくらいのアイナメ。あと10センチ大きければ、無理やりにでもお刺身にしてやったのになぁ~と未練たっぷりにリリース。この後はカサゴ中心にときどきメバルな感じで、着底して数回誘えば必ず魚信が出続ける。
15センチを基準にそれ以下はリリースしつつも、20センチ前後のカサゴでクーラーの中は赤斑色になっていく。今思えば、リリースサイズを20センチ以下にしておけばよかったと思うのだが、この時点では数は出るけど型は出ないと思っていたので、唐揚げサイズもキープしてしまった。水深が浅いので、リリースした魚は元気に泳いで帰っていく。船は大黒埠頭周辺に移動するが、ここは空振り。
南本牧のいつものポイントへ移動してから、型、数ともに充実し始める。土曜日なので堤防外の日曜限定ポイントは攻められないので堤防の内側の根を転々と攻めていく。メバルメインに竿をグンッと引きこむ小気味良い魚信が続く。サイズは20~28センチ。赤斑色だったクーラーが少しずつ金色に染まっていく。カサゴもまずまずサイズの良型が混じりだす。釣りのテーマは、着底直後に飛びついてくる極小カサゴをどうかわすかになっていった。
着底前からサミングで錘を止めて極力ゆっくり落とす。十分にメバルに上から落ちてくるエビをアピールしてから着底。と、同時にすぐにゆっくり聞き上げる。この方法が有効かどうかは、初めての試みなので分からない。でも、へた釣りの視野に入る左舷の中ではメバル率は高かったので、なんらかの効果がはあったと思われる。大会もこの方法で良型メバルに狙いを絞ってみようと思う。
メバルの魚信が遠いときにはカサゴを狙って底を攻め、ほかの人がアジを釣ったら少しタナを上げてアジを狙う(尺アジ込みで4匹釣った)。「あと、5分で終わりにします」という船長のアナウンスに、え? もう終わり?と名残惜しさを感じるほどに楽しい釣りだった。この日はマルイカも好調だったようで、竿頭だったH賀さんからマルイカを5杯頂いたりして、キープ43匹+マルイカでクーラーは超がつくほどに満タン。今週はメバルの煮付けとカサゴの甘酢餡かけだけを食べ続けることになりそう。
著者: へた釣り