やりたかった冬の船釣り2種を1回で体験させてくれた品川・中金のカレイ&フッコリレーに乗ってきた。べた凪でほぼ無風と冬の船釣りにはベストな日だったのだが……やりたかったはずの釣りはどうやら思惑とは違ったようで……撃沈!
7時30分に北品川を出港して、秋にマゴチでおいしい釣りを楽しませてくれた羽田空港のちょい沖へ。離発着する飛行機の背景に富士山が見えるという冬ならではのなんだかめでたい景観に船釣りっていいなぁとここまではいい釣り夢気分だったのだが……。
■本当に何も起きなかった羽田沖のマコガレイ釣り用意した竿3本に持ち込んだイワイソメと船宿のアオイソメをたっぷりつけて、遠投、近投、足元に仕掛けを入れて竿立てに竿をかけたらあとはもうじっと待つ。ヒトデを避けたり、カレイの微妙な魚信を聞くために5分に一度くらい竿を持ち上げ竿先を聞く。船長いわく「竿をあげたときにコツコツという具合に竿先に魚信を感じたら送って食い込むのを待ってからアワセる」という釣り。最初は座布団カレイへの期待も大きく、マメに聞いていたのだが……一向にコツコツという魚信は感じない。投げ釣りのカレイも似たような釣りだった。1匹でも釣れたら苦労が報われる……忍耐力を試される釣り。
ここで問題……投げ釣りだと、キャストするという楽しみがあるのだが、船の場合、キャストといってもアンダーハンド。爽快感はない。焦れる釣りになる。船中で30センチ超のマコガレイが上がって一瞬気合いが入るも、聞いて魚信なし。回収してもエサを弄られた形跡なし。でもできることは丁寧に餌を付け変えることだけ。釣り方を修正しようにも釣れた人が1人だけなので、情報量が全く足りない。結局、何も起きない、何もできない。「君は船のカレイ釣りには向いてない」という師匠の言っていたとおりの釣りに……。
船中で40センチ級?と思われるバラシが一度あった。投げ釣りとは違って根掛かり?ってほどに竿が大きくしなり、楽しそうであった。仕掛けは余っているので、もうちょっと釣れそうな時期になったらもう1回挑戦するかなぁ? 懲りたはずなのに、カレイの空揚げ&煮付けは想像しただけで我慢できないほどに魅力的なのだ。
■ただ巻くだけが一番釣れるフッコのジギングにあれれ?後半はフッコをジギングで狙う。横浜や川崎あたりのシーバースを探るも反応なしで、移動、移動の繰り返し。納竿が近づいた時間に風の搭でようやく釣れ始めた。フッコ釣りはカンパチ狙いのジギングの練習のためにやりたい釣りだったのだが、ここで問題。フッコ釣りで基本的なジャークをマスターしたかったのであるが……「ただ巻いて落とすだけ」でいいのである。「ただ巻いて落とすだけ」が一番釣れるのである。たくさん釣っていた人はベイトタックルでフォール中の魚信も取って、底からただただ巻いていた。
カレイ釣りで焦れに焦れたあとだし、釣りに来たのに運動量が足りてないので体が動きたがっている。で……船長の「ただ巻いて落とすだけが一番」という指示は完全に無視して、カンパチ釣りの練習のために、ロッドをジャカジャカ動かしまくり。ショートジャークやロングジャークの練習をしてきた。船長からすれば「あいつは何をやってんだ?」ってとこだろうが、ジギングの練習ができればいいのだ。ってわけで、2匹しか釣れずに船中最下位w カワハギのときもそうだったが、船長はなんとか魚を釣らせたいわけで、その船長の言うことを無視したら釣れないよなぁwww でもフッコはあまり食べたい魚ではないのでいいのだ。
著者: へた釣り