3泊4日で西表島への大遠征。1日でも無駄にしたくないので、6時半の飛行機に乗り、正午少し前には到着。港には島道楽の小渕船長が迎えに来てくれており、昼食に八重山そばを食べたら、食休みもそこそこに白浜港からマングローブへ釣りに行く。ホッパー&ミノーで頑張ったが…。
昨年は石垣港へ向かうタクシーの運転手さんにイイダコ拾わないと損だよなんていう怪情報を教えてもらったが、今年も石垣島の運転手さんからいきなりの洗礼。「サヨリが最高だね、カンパチなんて脂臭くって食べられないよ」といきなり釣り物の変更を求められる。運転手さんの言っているサヨリとはダツのこと。ダツを釣ってもなぁ~と話を聞き流していると、ちょっぴり気を悪くされたようで、「君の顔は釣りに向いてない」と悪態を突かれる。釣りが下手なのは重々承知しているが、顔が向いてないと言われたのは初めてなので、呆気に取られる。去年といい今年といい、石垣島のタクシーの運転手さんは変な人が多い。
今年の西表島遠征の釣行プランの策定は、島道楽の小渕船長に一任している。昨年お世話になり、臨機応変に釣らせてくれると信頼しているからだ。やや風が強く外海は荒れ気味なので、1日目は予定通りマングローブフィッシング、2日目はリーフでの五目釣り&シュノーケリング、3日目にGTチャレンジ、最終日にグルクンのお土産釣りに仮決定し、風や波と相談しながら釣り物を変えていくことに決定した。
白浜港から出港した船は舟浮湾から川を遡って、ナンヨウチヌ&マングローブジャック(ゴマフエフキ)を狙う。昨年もマングローブ釣りには挑戦した。釣り場は同じだ。干潮時で干潟が出ていた昨年の様子と、夕方に向けて潮が満ちていく今年とではだいぶ様子が違い、水深がある分、大物への期待感が高い。小渕船長によれば、「2日前に50センチ近いマングローブジャックが出た」とのことで大物への期待は自ずと高まる。何日か前に記録的な豪雨が降ったせいか、ちょっと落ち葉が多くて釣りにくいけど。
へた釣りは大物に狙いを絞ってルアー釣り。妻と子供1号&2号はエビ餌のウキ釣りで釣り開始。マングローブといえばホッパーで水面で食わせるのが醍醐味。へた釣りのホッパーには魚信がなしで時間が過ぎていく。一方のウキ釣り組は、順調に釣果を伸ばしていく。本日のラッキージュニア釣りガールは子供2号。まぁまぁサイズのナンヨウチヌ、どうしてへた釣りのルアーに来ないんだ!とうらやましいサイズのマングローブジャック、さらには満足サイズのホシミゾイサキをゲットしキープサイズの数では圧倒的に一等賞。
タラやアイナメなど北海道では大物運がある子供1号は西表島ではツイてないようで、数はそこそこ釣っていたが、キープサイズになかなか届かない。妻も数は釣ったがサイズは小さめ。途中で数釣りに飽きたらしくルアーで釣り始め。チェイスとショートバイはあったようだがヒットには持ち込めず。「顔が釣りに向いていない」へた釣りは、ホッパーでは魚信を出せず、ミノーに切り替えてなんとかナンヨウチヌを1匹ゲット。ルアーに食ってきただけあって、サイズは本日一番。マングローブジャックらしい魚のチェイスは確認できたが、見切られてしまった。
著者: へた釣り