西表島釣行3日目はGTチャレンジ。昨年ルアー乗合に乗って後悔したので今年は1人で島道楽から貸切船でチャレンジ。GT、ジギング、一つテンヤで西表島の大物を狙う。ただし、天候は今年も良くない。GT本命ポイントには行けずに西表島南西部のポイントで「島GT」をすることになった。
気温は30度近くあり、雨もパラパラと降ることはあるが本降りにはならず。でも、風が恐ろしく強く、海はウネリまくり。西表島の周辺はもともと潮が速いときは波が高いのに風でウネリまで加わると……とってもタフな釣りになる。定員4~5人の小さな船なので2.5メートル級の波にもまれると船上で立っているのがなかなか大変。GTにしてもジギングにしても立って釣るのが基本なのでへた釣りはヨロケまくり。運動量はハンパじゃない。ダイエット効果は抜群だと思う。
妻と子供たちにはカヌーで滝に行くツアーに行ってもらい、へた釣りと島道楽の小渕船長の2人だけで島東部の白浜港を出港し、ウルチ岬、崎山湾沖などの島GTの有力ポイントを攻めていく。30センチくらいの木製ルアーを風に乗せて遠投。着水したら、ロッドエンドを脇に挟んでエイヤ!と体をひねる。昨年使ったホッパーの要領で水面に水しぶきが立つように頑張って体をひねっていたのだが、船長から「このルアーは水シブキをあまり立てないで泳いでいる感じにアクションを小さくした方がいいですよ」と教えてもらう。
体のひねる角度を小さくし、リズミカルにジャークしながら水面直下を泳がせたり止めたりを繰り返していると、海面を割ってGTがバシャーンと食いついてくるはずなのだが、へた釣りのアクションがまずいのか、それともGTの機嫌が悪いのか、一向にバシャーンとはならない。船はGTを求めて落水崎から鹿川湾へと、島の南西部の有力ポイントを全部回ってもらったのだが……残念なことに今年もGTの姿を見ることはできなかった。体をひねるダイエット運動にはなったが、釣れない釣りを続ける気力がないので、昼食をとって午後からは別の釣りに。
本日のテーマは、女子供は参加できない「漢の釣り」。午後の一発目は、水深150メートルのポイントに移動してのカンパチジギングでスタート。200グラムのメタルジグを落として着底したら、ひたすらハイピッチショートジャークやロングジャークを組み合わせて誘いあげると、カンパチがジグに食いつきゴーンと竿がひん曲がる……はず。重いのは覚悟の上だったが、船が揺れまくるのでロッド操作に集中できない。こけないようにバランスを取るのに一苦労して、本日の体力は午後に入ってすぐにゼロに。
ときどき船の上でこけそうになっているへた釣りを見て、船長もこれはダメだと分かったようで、「一つテンヤでまったりしましょう」と提案してくれる。残っていたGTポイントに挑戦しながら風裏になる一つテンヤポイントに移動し、15号のテンヤにエビを付けて50~60メートルくらいを攻める。着底するとすぐに魚信がある。糸ふけをとって魚信を取る体勢にしておかないと餌だけなくなる。本命はシロダイや大型のミーバイなのだが、昨日飽きるほど釣ったフエフキダイや極彩色のカワハギ、ベラ類の猛攻にあって……本命はゲットならず。それでも40センチ級のフエフキダイの引きに癒されてきた。一つテンヤの最中に2度ドラグが出て止まらなくなる魚信があったのだが、残念ながら両方ともバラシ。
より大きな地図で 2011-10-08 西表島・島道楽 島GT&1つテンヤ を表示
著者: へた釣り