オモリ150号とはいえ中深場の釣りでロッドキーパーを使うのは仕掛け回収で全力巻き上げするときだけ。へた釣りにとって中深場釣りは魚という御褒美付きの筋トレなのである。二の腕に心地良い疲れ。今日も1日頑張った。御褒美の方はクロムツ3匹、サバ5匹、スミヤキ3匹でチーン。
2週間ほど釣りに行けず1月12日に宇佐美にカイワリプチ遠征して以来の釣り。体を動かすことに飢えていたので、筋トレ&ダイエット効果抜群の羽田・かみやLT深場五目を予約する。陸でも強風続きだが、土日だけは凪予報。釣りに行けば時化な人なので、朝起きたら予報が急変しているのでは?と勘ぐっていたがほぼ無風。すると今後は凪倒れという言葉が脳裏をよぎるのであるから困ったものである。受付番号は9番。桟橋に着くと右舷大艫のY田名人が席を取ってくれており並んで釣らせていただくことに。右舷舳にはK野名人の姿も。名人に挟まれて割り当てあるかな?
船は1時間半かけて剣崎沖に到着する。攻める水深は200メートルから250メートルくらい。デカッw船長からの指示は「底から5メートルくらいまで探って」だった。今季のLT深場五目のテーマは仕掛けの投入をスムーズに行えるようになるだ。船宿で借りたマグネットに針を並べて幹糸とハリスは船内に垂らしておく。投入の合図があったら少し上方向、竿先より少し向こうにオモリを投げ入れる。理屈は分かっているが第一投で…いきなり海水の循環ホースに仕掛けがからまりグチャグチャに。仕掛けを正している間にY田名人が早くもクロムツをゲット。え~~~~!!という展開だが仕掛け投入を失敗したのは自分。仕掛けがなかなか解けずにイライラ。
イライラするとロクなことがない。ポイントを移動し仕掛けの投入にも成功した。あとは釣るだけなわけだがオマツリ発生。解いている時間がもったいないので親子サルカンの部分で仕掛けを切って結び直しているときにY田名人がダブルでクロムツ。いずれもへた釣りの仕掛けが海中にない間の出来事なのでガルルルルとなる。仕掛けを直して「まだいるかなぁ」と投入するとすぐに竿先ガコッガコなクロムツらしい魚信がある。一荷を狙ってしばらく粘るも甲斐なく巻き上げ。釣り開始から1時間ほど経った10時すぎに今季初のクロムツ。サイズは30センチくらい。
釣れ始めればいい頻度で魚信る魚のはずなのだがこの日は続かない。変わりにサバが釣れ始める。仕掛けが全く落ちて行かないというほどには酷くないが、クロムツの魚影が濃いはずの底から10メートルでもサバが食ってくるので対処しにくい。釣れてくるのはでデップリ太ったメタボサバではなくやせ形だったので船上で切り刻んでエサにする。お持ち帰りサイズのサバは1匹しか混じらなかった。クロムツは忘れたころに釣れる。12時20分に少しサイズダウンした2匹目、13時45分に1匹目と同じ30センチくらいのクロムツが釣れる。たったの3匹ではあるが昨季4戦して4匹しか釣っていないのでへた釣りにしては上等な釣果ともいえる。
ただし、昨季はクロムツが釣れなくてもメダイやカゴカマス、キンメダイ、賑やかしという意味ではシロムツが楽しませてくれた。この日はここまでクロムツとサバのみ。ポイントは富浦の浮島沖へ。デカッw船長から「浮いている反応がある底なら20メートルくらいまで」との指示。20メートルまで巻き上げて落とし込んで誘おうとしていると、いきなりガコ~~~ン。クロムツの魚信がシャープなのに対して少し間の抜けた感じの魚信。針掛かりも成功し巻き上げ始めると思ったより引く。重量感もあるのでメダイかな?と思っていたらクロシビカマス(≒スミヤキ)が2匹付いていた。うち1匹は65センチの良型でブラックドラゴンサイズ。沖上がりの14時30分まで筋トレに勤しみ、もう1匹クロシビカマス(≒スミヤキ)を追加して本日終了。
本日のLT深場ポイントは、クロムツ(20~40cm)10点×3+クロシビカマス1点×3+サバ1点×5で38点。もちろん赤点。
著者: へた釣り