職漁師ではなく趣味の釣り人だから釣果は「その感動はプライスレス」でいいはずなのだが、仕事の癖で客観的に満足度を測る指標が欲しくなる。明後日から開幕させるLT深場五目の配点を考えてみた。100点超えれば大満足で優。80点で良、60点で可。それ以下は不可。可以上希望。
ベースになる魚はクロムツで40センチ以上の物、20センチ以上40センチ未満、20センチ未満とサイズによって配点を変える。20センチ以上40センチ未満の並サイズを10匹以上釣ったら大満足(100点!!)なのでこれを10点とする。40センチ以上の良型は釣ったことがないので20点、20センチ以下は可食部が少ないし脂の乗りも悪いから3点かな。クロムツのポイントからほかの魚の点数を決めてみた。
▼クロムツ 40㎝超…20点、20~40cm…10点、20cm以下…3点かみやのLT深場五目のメインターゲットはクロムツ。30センチ以上の物は炙り刺しにすると口の中で蕩ける美味しさ。クロムツでツ抜けすれば言うことなしなので配点は10点。これまでツ抜けしたことは一度しかない。ボウズのこともよくある。クロムツを安定して釣れるようになりたい。
▼アカムツ 40cm超…50点、40㎝未満…20点LT深場五目で一番釣りたい魚がアカムツだ。人生でこれまで1匹だけしか釣ったことがない魚だが、アカムツの前ではクロムツは霞むほどに美味かった。40センチを超えて胴が太くなった物ほど脂が乗って美味いとのことなので40㎝超えには50点。最後まで暴れるので釣趣も抜群の魚だ。
▼キンメダイ 40cm超…20点 25~40cm…10点、25cm以下…0点キンメダイもサイズによってその有難味が全く違う魚であることを昨季のLT深場五目で思い知った。釣れたのは20センチから25センチくらいのサイズだったが25センチの物はそこそこ脂が乗っていたがそれ以下のサイズは…無駄な殺生をしてしまった感が強かった。25センチ以下はリリースする。
▼カゴカマス サイズ問わず5点スミヤキと呼ばれる魚の中でカゴカマスは美味である。その顔の通りタチウオの身に似ており、タチウオよりも脂の乗りが濃厚であると感じる。背の小骨もあまり気にならないことが多い。クロムツの釣果が芳しくないときに最も釣れてほしい、LT深場五目の裏本命のような魚になっている。
▼メダイ サイズ問わず5点ほかの人よりタナを広く探るせいでメダイはよく釣れる。引きは面白いし、味噌漬けにしたり小ぶりの物は干物にしても美味しい魚なのだが、釣ったあと体表から出るヌルヌルの処理に辟易するので配点は低め。あわやボウズというときに何度もボウズ回避に貢献してくれている魚なのだが…。
▼シロムツ サイズ問わす2点へた釣りのLT深場五目はシロムツとの戦いである。油断してもしなくてもとにかくシロムツがよく釣れる。捕食という点では弱者のようでほかの魚の活性が高いときは食ってこないのだがほかの魚の活性が低いとシロムツばかりになる。癖のない淡白な白身で美味しい魚ではあるが釣趣がよろしくない。
▼クロシビカマス・ユメカサゴ・シマガツオ・サバ サイズ問わず1点これらは正直に書くと釣れてほしくない魚たちだ。クロシビカマスはラインを切られる。ユメカサゴは底近辺を釣らないので釣れるときは何かが狂っている。シマガツオは暴力的な引きをするのでやり取りに時間がかかりすぎてタイムロスになる。サバが脂は乗っていて美味しいがオマツリの原因になる。避ける方法は知らないが避けたい魚たちだ。
▼未知の魚 高級魚かも?…20点 名前も知らない…10点何が釣れるか分からないのがLT深場五目の魅力の1つ。水深的には大型のハタ類やカサゴ目の魚が釣れてもおかしくない。幼魚だったがクエの姿も見たことがある。初めて釣った魚は食べてはダメと書かれていない限りお刺身で食べるぞ!!
この配点でこれまでのLT深場五目を採点してみると……ほとんど不可で落第だったorz 安定して及第点は超えるようになりたい。
著者: へた釣り