どうしちゃったんだろう? 2013年も終わろうとしているこの数週間の釣果がおかしい。まずはアマダイ6匹でできすぎ、お次に尺ハギ2匹で超々できすぎ。そして2013年の釣り納めになるLTアジまで怖いほどにできすぎ。午前船で71匹。へた釣りの自己最多記録を半日船で塗り替えた。
ほぼ一睡もできずに船宿へと出発しなくてはならない時間を迎える。行くの止めようかな? 仮眠をとって午後船にしようかな?とも考えた。でも、ここで寝てしまうと気力が尽きて釣り納めが流れてしまうような気がして、ヘロヘロになりながら金沢八景へ。昨年に続いて東京湾の釣り納めは一之瀬丸から午前LTアジ。アジならボウズはないだろうという選択。なんとか船宿までたどり着き、きれいな富士山を眺めながら10分ほどでポイントへ。
ポイントは金沢八景と猿島との中間くらい。水深は40メートル弱って感じ。アオイソメを触る気になれず、赤タンを3本針に3つ付けて仕掛けを投入。2度ほどコマセを入れ替えて、本日最初の魚信。竿先がプルプルと揺れて生体反応を伝えるのだが、一向にクンッと引きこんでくれない。魚信はあれど掛からずってことが何度か続く。潮が動いてないせいで仕掛けが海中で張ってないのかもと、竿をゆっくり持ち上げてみるとようやく針掛かり。向こうアワセで針掛かりしたことは数えるほどしかなかった。
魚信はなくビシを回収ということはほぼなしで魚信だけはほぼ途切れずに出続ける。竿を持ち上げて針掛かりさせていくが、竿を動かすと針の掛かりどころを調整できない。口の皮1枚のきわどい針掛かりが多く、海面でバラシまくる。バラすと悔しくはあるが仕掛けをタナに落とせばすぐに魚信があるので、とにかく忙しい。バラシを悔しがっている暇などない。コマセを詰める間も惜しいので、半分くらいコマセが残っていればそのまま打ち返していた。写真を撮ってる暇もあまりなかった。
初めから終わりまでずっとこの調子。コマセを振り出しタナで仕掛けを動かせば必ず魚信はある。でも、サイズが小さいせいか、針掛かりになかなか持ち込めず、なんとか掛けても3匹に1匹は巻き上げ中か取り込み中にいなくなる。ダブルまでは何度かあったが、トリプルは一度だけ、それも写真を撮ろうとしたら1匹落ちてしまった。残りの2匹も口の薄い膜に掛かってる。タナを調整して掛かる位置をよくしようにも竿を動かしてないと魚信を出せないのでどうにも手の打ちようがない。
午前船なので11時半に沖上がり。上乗りさんに「何匹釣れました?」と聞かれ、寝不足の頭で数えるのが面倒なので適当に「30匹!」と答える。「そんなわけないでしょ。50は超えてますよ」。「……(やだけど)数えます」。海水氷を作ったクーラーに直接アジをぶち込んでいたので手が冷たい。おかげで少し目が覚めた。上乗りさんが魚をすくう網を貸してくれる。数えてみれば71匹。これまでの自己最多記録が64匹なので、記録更新。数えてよかったぁ~♪
著者: へた釣り