ヒラメ釣って満足してるんだから止めときゃいいのに…と自分でも思うが、昼飯食べたら堤防にて短期決戦クロダイ勝負。悠長にコマセを打ってられないので本命ポイントにコマセを打ち込む。当然だがコッパメジナが飛び跳ね始めてクロダイの気なし。暇つぶしに月に向かって飛んでもらった。
短期決戦でも運さえよければクロダイが釣れることがある。ただし、メジナの魚信がピタリと止まって、餌が残ってくるのが条件。この日もまずはコマセにコッパサイズのメジナが寄ってき始める。元気いっぱいのコッパメジナは、コマセが落ちた辺りの水面で飛び跳ね始める超高活性。針掛かりすると一瞬だけ元気に引いてくれるのだが、サイズがサイズなので長続きしない。水面をすべるようにして寄って来る。
日が暮れ始めて月がくっきりと見えるようになっても状況は変わらない。釣れて来るのはコッパメジナだけ。抜き上げると空を飛んで手元までやってくる。そういえば、年末年始釣り合宿では一度も玉網の出番がないなぁ~と少し悲しくなる。ほとんどが片手で抜き上げられるサイズ。抜き上げに両手が必要だった魚はほとんどいない。ここでイタズラを思いつく。
抜き上げる最中に「月に向かって飛ぶメジナ」と題した写真を撮ってやろう。左手に竿、右手にカメラ。適当と思われるところまでリールを巻き上げたら、カメラを月に向かって構えてメジナを抜き上げシャッターを切る。やってみると意外と難しい。月だけ写っていたり、月すらも写っていなかったり。それでもコッパは釣れ続けるのでシャッターチャンスにはことかかない。で、ベストショットが右の写真。
愚にもつかないお遊びにも飽きたら、今回一度も竿を入れていない、足元(本当はコッパをココに寄せたいんだけど…)に仕掛けを流して遊んでみる。釣れてきたのは、本命ポイントとあまりサイズが変わらないメジナと、ベラの赤ちゃん。大抵の魚の赤ちゃんはかわいく見えるものだが、ベラの赤ちゃんはあまりかわいくないなぁ~というのが本日の発見。
著者: へた釣り