西表島でシュノーケリングをすると、ものの30分でバッテリー部分に浸水し、お釈迦になった初代釣りに釣れて行きたくなるカメラ「Optio W90」。あまりの呆気なさに怒り心頭だったが、悔やみ続けても仕方がない。さっそく二代目を購入した。ニコンの「COOLPIX AW100」というカメラだ。
画面が真っ黒になり、電源の緑のボタンがピコピコ点滅してウンともスンとも言わなくなった「Optio W90」。カタログスペック上では6メートル防水のはずなのだが、海面で浮きながらシュノーケリングしていただけで壊れてしまった。ほぼ1年にわたって釣りに連れて行き、魚の顔をアップで接写できたりして気にいっていたし、大事に使っているつもりだったのだが……。東京に持ち帰り、バッテリー部分などを調べてみたのだが、海水が入ったことは間違いないようで、乾けば直ることを期待して2日ほど放置した結果、バッテリーの接触部に緑青らしき錆が出ていた。USBの接続部にも緑青が……。
Optio W90には2か所(バッテリー部とUSB部)に防水パッキン付きの開閉部があるのだが、2か所とも浸水していたようだ。毎週釣行後にデータ転送&バッテリー補充のために開閉を繰り返していたためにパッキンがヘタっていたんだろうか? 購入1年以内のため、一応修理をお願いしてみるが、海水を被ることが前提の船での釣行のメインカメラとして連れて行く気はすっかり失せている。修理できたとしても予備カメラへ格下げするつもり。
カメラが壊れたのは西表島2011の2日目。以降2日間は、一緒に行った離島大好き夫妻のカメラを借りて写真を撮った。シュノーケリング大好き夫婦で、防水カメラにも詳しいので、「買い換えるんならどのカメラがいい?」と問うと、オリンパスの「μ TOUGH 8010」かニコンの「COOLPIX AW100」のどちらかがいいのではと教えてくれる。μ TOUGH 8010は、Optio W90購入時にも比較検討したカメラ。防水性能は10メートルと性能的には上だったのだが、起動がやや遅い、バッテリーの持ちが悪いという口コミ情報を見て、買うのをやめた機種だ。
COOLPIX AW100は9月に発売されたばかりの新製品。かつて水中カメラの定番機である「NIKONOS-V」を世に出したニコンの防水コンパクトデジカメだ。防水性能は約10メートルで耐衝撃性は約1.5メートル。サーフでの使用を考えると重要になってくる防塵性能もIP6X相当なので、スペック的には十分だ。バッテリーの持ちも悪くはないという情報もあり、レンズの表現力、液晶の見やすさはニコンの製品なら悪かろうはずがない。
と、ここまで調べて、購入の決め手となったのが、GPS機能搭載なのでスマートフォンで釣行毎に記録しているログと組み合わせていろいろできそうな気がしたこと。さらに防水仕様の開閉部はツメだけで気密性を保っているのではなく、ボタンを押しながらのツマミを回すという方式なので、Optio W90よりも安心感がありそうだったこと。今週末の釣行に間に合わせたいので、エイヤ!と購入。防指紋性保護光沢フィルムと「Nikon ソフトケース CS-NH47 オレンジ」も一緒に買った。
著者: へた釣り