久里浜~下浦沖とポイントこそ違うものの久里浜五郎丸のウィリー五目で狙う魚はチダイとカイワリ。宇佐美・治久丸のカイワリ五目で釣ったことがある魚を慣れた仕掛けで狙うわけでそう苦戦することはないだろうと高をくくっていた。ワラサ&サバフグの猛攻で仕掛け切られまくり大苦戦する。
いつもは東海道線で横浜まで出てから京急に乗り換えるのだが、数百円安い&座れそうという理由で品川で京急に乗り換え、蒲田と神奈川新町で始発に乗り継いで京急久里浜駅へ。数百円安くなる経路を調べていたのに、乗るべきバスがどの出口から出るのかを調べてなかった。少し迷っただけで目の前でバスが行ってしまう。次のバスを待つと出船時刻に間に合わないのでタクシーで久里浜港へ。安くなった電車賃の倍のタクシー代に支払うことに。船の前に荷物を置いて受付へ。出船を控えお忙しそうなタイミングでの到着となり、なんだか悪いことをした気分に。船の下から船長に荷物を渡し、梯子を使って船に乗り込む。上架してある船の乗るのは初めてで、船が枕木の上を滑りお尻に伝わるゴンゴンという感触にちょっと感動した。
港を出た船は右に折れ、横須賀火力発電所の沖へと向かう。事前に調べてあった情報ではここでまずアジを釣ってお土産を確保する。水深は20メートルくらいで底から10メートルくらいまでをシャクるとの指示。仕掛け長の3メートル底を切ってシャクりだすとすぐに小アジと思われる魚信があり、その直後に竿をのされドラグが出ていく。仕掛けはフロロ2.5号でアジのつもりでドラグを締めてあったので慌てて緩める。結構頑張ったがハリス切れ。続いてもう一発、小アジに何かが食ってくる。今度はドラグ調整もしてあったのでハリスは細いがなんとかなる?というとこまでは弱らせたが…まさかのテンビン破断。ついてない。
こうなると意地でも1匹は獲りたくなる。持っていった仕掛けの中では最も太い3号の仕掛けで勝負する。小アジが食ってくるか不安だったが食ってきた。1秒も待たずにワラサが食ってきた。ハリスの太さを信じて…でも十分な太さはないので魚が疲れて諦めてくれるまで巻いてはドラグを出されを繰り返す。海面にビシが見えてもすぐには手に取らずしばらく遊ばせていると、船長がタモ入れしてくれた。今日だけかも知れないがアジ釣りポイントというよりワラサポイントだった。このあとイナダを追加するがリリース。小アジは2匹だけ釣れた。
下浦方面へ移動する。水深40メートルとアナウンスがあったので、チダイ&カイワリが狙えるポイントだ。初島沖で使っているのと同じ仕掛けを投入したが、しばらく魚信なし。コマセを撒いているとサバフグが大挙して押し寄せてくる。針が1本、2本と減っていき、仕掛けを消耗していく。ムツ針、チヌ針2号、チヌ針0.8号と3種類の仕掛けを用意してあったので順繰り付け替えてみる。底まで落とさずに上からタナを取ってみるなど工夫してみたがサバフグの猛攻の前になす術なし。奇跡的にカイワリが1匹釣れた。カブラなら針が切られにくいかもと投入してみたらエソとホウボウがなぜか釣れた。
ポイント移動してもすぐにサバフグが襲来する。サバフグ以外の魚は何かの間違いで釣れることもあるという感じ。高めのタナだったのでカンパチかもと喜んだらイナダだったり、20センチくらいのカイワリがもう1匹釣れたりした。シャクっているとサバフグとは違う硬質な魚信。一度魚信を弾いたような手応えがあっても動かさずに待つと穂先をグンッと引き込んだ。たぶんチダイなので大事にやり取りしておでこがカクッとなっているチダイをゲット。本命ボウズをギリギリ回避する。サバフグと戯れながらマルアジを2匹釣って沖上がりの時間に。久里浜五郎丸のウィリー五目は年中出船しているみたいなので、季節が変わったらリベンジかな?
著者: へた釣り