時化続きで釣りに行きたいのに行けない日が続いた2021年のゴールデンウィーク。5月3日になってようやくの第1戦目。午後から風が強まる予報だったのでサクッと午前メバルへ。ご機嫌の良し悪しがはっきりある魚なので時化続きで大丈夫かしらという不安はあったがなんとかなったよ。
ゴールデンウィークでファミリーフィッシングを楽しむ人が多い船に、ガチに釣り好きなおっさんが一人で乗り込んでいいものかという気後れはある。でも、行きたいから行くしかない。金沢八景・一ノ瀬丸の午前メバルは盛況で、前日に予約締切になっていた。釣り座はメバルで空いているならここと決めている左舷舳。横にはお母さんと子供が2組。元気に釣りへの意気込みを話す男の子の姿に和む。右舷舳にも単独釣行と思われる釣り人がいて安堵。船長はカワハギでもお世話になる西村船長。昨日はよくなかったようだが…凪ならなんとかなる?
最初のポイントは追浜方面に10分ほど南下した根周り。前回は壁に寄せての釣りだったが、それに比べれば根掛かりが少なく釣りやすそうと思ったら、フルフルと穂先をゆする魚信があって根に潜られていきなりの根掛かりスタート。なんとか根から引きずりだすと小さなカサゴ。今回の釣行はターゲットをメバルに絞って下針の位置はオモリから60センチ(枝ス35センチ)にしてある。それでも海底に段差があり水深が目まぐるしく変わるポイントではカサゴが釣れる。メバルが釣れたというアナウンスがあったがそれらしい魚信を出せずに苦戦。釣り始めて30分ほどしてようやく1匹目のメバル。今日もご機嫌斜め?
船長からの指示は仕掛けを動かさないで待つだったが、潮が速くラインが鋭角になってしまう。オモリを少し持ち上げてラインの角度が戻ったら再着底するように竿を操作していたら、この釣り方がこのポイントのメバルにハマったらしく。ポツポツとは釣れるようになった。ただしサイズもペースも盛り上がりを欠く展開。おまけにアカクラゲが頻繁にラインに絡む。変な重みを感じたら仕掛けを回収してアカクラゲの触手の除去をしなくてはならず。ちょっぴりイライラし始める。その度エサのエビも交換しなくてはならない。船長もアカクラゲが嫌になったのか移動の合図があり、猿島沖へ。
前回、猿島沖ではダブルを連発するなどいい目に遭っているので、期待を込めて仕掛けを振り込む。根掛かりの心配がほぼないポイントなのでオモリを着底させてゼロテンションで待つ。こちらもメバルの機嫌はよくないようで忘れたころに穂先をキュンと持っていくメバルの魚信は出るがサイズが小さくリリースするしかない。ようやくよく引く魚信があったが、巻き上げ中に竿を叩くのでメバルではなさそう。20センチを超えるベラで、これがここまでの最大魚。ボウズでこそないが、沖上がり1時間前の10時半の時点でキープできているメバルは小型のを5匹だけとなかなか厳しいペース。
猿島沖を点々と攻め、海底が少し硬質な根周りと思われるポイントで、活性のよいメバルの群れにようやくあたった。いきなりギュンと穂先を持っていく魚信があり、穂先の曲がりだけでは追い付かず少し竿を送っていなさなければいけない。25センチには少し届かないが煮付けサイズのメバルが釣れ始める。引きをいなしつつゆっくり巻いていると追い食いも発生する。ただし良型が一荷ではなく、なぜか良型と中型の組み合わせで釣れる。このポイントで最後までできて14匹追加。うち4匹が煮付けサイズだった。終わってみればキープはオールメバルで19匹だったので、ゴールデンウィーク初戦のサクッと午前メバルは大満足♪
著者: へた釣り