3か月ぶりの羽田・かみやからの釣行。アウェイ感はないがちょっとドキドキする。釣り物はカワハギ。御無沙汰なのでデカッw船長に挨拶しておくことに。カワハギ船にはチームガス欠のメンバー&船上で見たくない悪人面ランキング3位のY本名人の姿。久しぶりのかみやは楽しかった。
台風24号が秋雨前線を刺激し1日雨の予報。そんな天気を嫌ってかカワハギ船は乗船10名と空いていた。潮先予想は右舷だったので、桟橋から影になっている右舷を覗いてみると、カワハギ釣りをしてこの人には勝てる気がしないY本名人が右舷舳から2番目に。空いている席は右舷・左舷の真ん中しかない。潮先を放棄するのはもったないので「うわっ、見たくない顔!!」と挨拶して右舷の胴へ。タックルの準備をしているとチームガス欠のボス、Tちゃま名人がやってきていきなり「お~い、へた釣り、1000円出せ」。一番大きなカワハギを釣った人が賞金を総取りするチームガス欠1DAYバトル(GKB)をやるんだという。そんな面白そうな企画、当然参加する。参加者5名なので大物を釣れば5000円。無駄に気合が入って、行きの船上でアサリを剥くことに。ピカイチくんは雨の日には効果を発揮しないこともあるが、試してみなくては分からない。五島の小石のラトル音付きニューバージョンを投入する。
デカッw船長の説明によれば、航路内のポイントが現在の主戦場で約1時間走って浦賀水道へと向かう。水深は30メートルくらいと少し深め。釣り方はいつもの通り。オモリが着底したら2メートル巻き上げてアワビ貼りブレードでアピール。そこから1メートル叩き下げる。ピカイチくんの点滅もあってカワハギがいるのならエサの存在は見つけているはず。残り1メートルをじっくりとフワフワと竿先を動かしながら誘い下げる。仕掛けに魚が触れてくるジリジリとした感触があったら臨戦態勢。カワハギを下向かせることを意識して掛けにいく。魚信はすぐにあった。釣り開始2分で1匹目。その5分後に2匹目。
その後30分ほど魚信が遠のく。雨の日など空が暗いときはピカイチくんは効果を発揮しにくいと近藤丈一名人から教わっている。でも、赤のライトが良型カワハギには効果的と信じているので、赤いピカイチくんを使い続けたい。電池の残量が少なくなり3つのLEDのうち1つが壊れている赤いピカイチくんを投入してみる。これがあたった。入れ食いという状況ではないが、15分に1匹くらいのペースでカワハギが釣れてくる。宙でカワハギの気配を察知してから掛けにいけるのでバラシも少なく快調。横でY本名人が「宙では魚信がない」とぼやいていた。誘いの巧拙ではY本名人に絶対に敵わない(だから船上で顔を見たくない)。なのにへた釣りだけが宙で魚信を出せているのは2灯のピカイチくんがハマっていると考えるほかない。11時にはツ抜けを達成。へた釣りにしては悪くないペース。
その後ポイントを移るとカワハギからのコンタクトが減り、フグの猛攻にさらされてペースダウンする。カワハギっぽい金属的な魚信を掛けにいくとすぐにふっと軽くなる。針を齧り取られてしまっている。3本針が3本ともなくなっていることも多々あり相当つらい状態。雨が激しくなり始め、空がさらに暗くなったので赤いピカイチくんを諦めて緑のピカイチくんを投入する。フグしか船の下にいないのでは?というレベルですぐに針がなくなる。11時から13時までの2時間で手にしたカワハギは2匹だけで大幅にペースダウン。沖上がりが近付いてくるとTKB寸が気になる。24センチ×2匹+23センチ1匹で71(±1)センチくらい。チームガス欠1DAYバトルの方は27.5センチが釣れたようだ。釣れない大きさではないが、時速1匹ペースでは勝負できる気がしない。
デカッw船長から「最後、漁礁の周りやっていきます」とのアナウンス。ブロックが沈めてあるポイントで根掛かり多発地帯らしい。「オモリは一番高いのを付けるように」との船長の指示は当然無視して、普通のオモリに付け換える。ブロックの起伏をトレースするように竿を操作していると、オモリ着底と同時にガッガッガッと竿先が沈む。慌てずに少し送って持ちあげると重量感のある引きになる。間欠的に竿を引き込み、海面で一暴れしてから上がってきたのは27.5センチ。チームガス欠1DAYバトルは同寸で賞金山分け。TKB寸も27.5センチ+24センチ×2で75.5(±1)センチで目標を達成。沖上がり直前にもう1匹追加してカワハギは14匹。漁礁ポイントではなぜか南蛮漬けサイズのアジが釣れて、Y本名人の釣った分もいただいていいお土産に。
著者: へた釣り