50歳になって初の釣行の目標はタチウオ5匹、アジ15匹と控えめに設定したつもりだったのに……あかんかった。タチウオは魚信を出せるパターンを掴むのに時間がかかりすぎてギリギリ5匹。おまけにフォースマスター400がまた故障した。アジは全くいい群れに当たらず6匹と散々な出来。
水深40メートル~60メートルくらいは割と得意にしている水深なので、タチウオの釣果に不安を抱いていなかった。羽田・かみやからタチウオ→アジリレー。受付を済ませると15番目。桟橋に着いても座る席がなく、デカッw船長に調整してもらって左舷の前から4番目に割りこませてもらう。左舷は8人。グループ客がいた右舷は11人での出船となった。海堡を目指すとのアナウンスがあり、定刻に桟橋を離れる。暑い。船が止まっているとじっとしていても汗が出る。船が走り始めると体感気温的にはちょうどいい感じ。
第2海堡には大船団ができていた。ざっと見た感じでは50隻近くいたんじゃないだろうか。レッドクリフ並みに密集陣形を組んでいる船団に近づいて反応を探し始めるが船はなかなか止まれない。ほかの船ではときどき銀色の魚が船に取り込まれているのが確認できる。前回同じリレーでタチウオでボウズをくらったときに比べれば活性はよさそうなので一安心。ようやく船が止まって釣り開始。指示ダナは30メートルから15メートルくらいまで。反応の浮き沈みに合わせて5メートル刻みで指示が出る。まずは50センチ刻みスティ0の高速シャクリで釣り開始。このパターンで釣れれば一番楽なのだが……魚信なし。
30センチ刻みくらいでフワッフワッと誘うパターンで本日最初の魚信があり、そのまま誘い続けると素直に針掛かりした。今日はこのパターンかな?とフワッフワッと誘い続けるがその後魚信が途絶える。バリバリ魚信ってくるってほどの活性はないので、うまく魚信を出し、針掛かりに持ちこめるパターンがつかみづらい。魚信の頻度では50センチ刻みでステイ2~3秒のややスローなシャクリが一番よかった。ただし、針掛かり率は悪く、掛かりが浅いのか巻き上げ中のバラシが多発する。逆に針を飲まれてハリス切れなどもあり、なかなか数が伸ばせない。それでもポツ~ン、ポツ~ンというペースで釣れてくる。
4匹目を釣ったのが10時20分ごろ。まだまだ時間はある。目標の5匹は余裕でクリアできそうと思っていたら……フォースマスター400のクラッチが戻らなくなるというトラブル発生。仕方なく親指でスプールを回してラインを回収しようとしていると、困ったことにタチウオが針掛かり。デカッw船長にラインを手繰ってもらって5匹目のタチウオを無事船内に取り込めたが、なんとも締まらないノルマ達成の瞬間となった。フォースマスター400は修理から戻ってきて初めて使ってまたも故障なので、困ったものである。
タチウオは12時少し前までやったが、その後は魚を追加できず。LTアジへとリレーする。デカッw船長のアジ釣りは本牧~横浜沖がポイントとなることが多いのだが、この日はその方面のもようがあまりよくなかったようで、富津沖の水深15メートルくらいで釣り開始。底から1メートルでコマセを撒き、1.5メートルでもう1撒き、50センチ巻き上げて仕掛けとコマセを同調させるといういつものパターンで釣り始めたが……魚信が全くない。「木更津で何匹か出たようなので移動します」とのアナウンスがあったくらいだから東京湾全域でアジは行方不明だった?
海ほたるのすぐ近くに移動する。何匹か出たという情報通りこのポイントでは魚信はあったが、まさに何匹かというレベルの活性。何かの間違いで1匹釣れても次がなかなか釣れない。魚信があっても食いが浅くなかなか食い込まない。食い込まないのに焦れて竿を持ちあげると口の皮1枚の際どい針掛かりが増えて巻き上げ中、あるいは海面での取り込みバラシが多発する。ストレスのかかる展開で、タチウオ以上に大苦戦する。アクアラインの橋脚際などのマニアックなポイントも攻めてアジは6匹だけ。今日はどうしようもなかったよねと自分を慰めるしかない。
著者: へた釣り