脳みその作りがお気楽極楽にできているので、釣れると思い込んでいた。羽田・かみやからライト深場で出撃。この後、アカムツ、キンメ、アコウとステップアップしていく第一歩のつもりだった。いきなりアカムツかアラあたりを仕留めて、そして伝説が始まる……のはずだったんだけどね。
しかし、まぁ竿を出すまでは無駄にテンションが高かった。初挑戦の釣り物で、根拠はないけど釣れそうな予感。Facebookに「今日からヘタツリの深場レジェンドが始まる(^o^) 行ってきま~す!」なんて投稿をするくらい浮かれている。定刻通りに船は桟橋を離れて1時間半かけて館山近くまで南下する。昨夜の強風で少しウネリが残っており、飛沫を被りそうなので珍しくキャビンに避難。ちょっと酔いそうになったけど、なんとか耐える。
胴突き仕掛けで120号のオモリ。仕掛けは枝間100センチで枝ス50センチ。モテK達人のアドバイス通りに捨て糸部分を50センチに詰めて全長350センチの仕掛け。うまく投入できるかと不安だったが、針をマグネットに並べてオモリを手に持って投入準備をしていると既視感が…釧路沖の根魚五目で8本針のもっと長い仕掛けを投入した経験あるやw というわけで仕掛けの投入は問題なし。水深は200メートル。オモリが底に着くとすぐに魚信があるが、なかなか食い込まない。サバとホタルイカを両方付けたエサが大きすぎるのかも? ようやく針掛かりした気配があるが重量感なし。ライト深場最初の獲物は、ギンメダイ。デカッw船長から「それの魚信が取れるんならばっちりです」と言われる。
船中小ぶりながらもアカムツが釣れたとアナウンスがあったり、クロムツもポツポツと上がっているようだ。へた釣りの竿にもほぼ途切れることなく魚信があるのだが、全くといっていいほど針掛かりしない。アワセてもダメ、向こうアワセで放置してもダメ、ゆっくりとリールを巻いてみてもダメ。何かの間違いで針掛かりしても巻き上げ中のバラシ多発で、頭の中は????だらけに。50センチ刻みで誘い上げていれば魚信は出せる。でも、釣れない。なんとかクロムツを1匹。本日の見せ場はこれにて終了。クロムツの歯がいかにも深海の魚っぽくて凄いなぁ~~~っと。写真撮るとき危うくカサゴ持ちするとこだった。
その後はまさに五目な展開に。とにかくうるさいのがサバ。仕掛けが海底に届く前に食ってくる。40センチ超えの丸々と太ったサバだった。デカッw船長が2匹、隣の人が2匹もらってくれたが残りは船上で切り刻んで超新鮮エサになってもらった。ほかにはシロムツが2匹だけ釣れた。ほかの魚は魚信があってもほとんど針掛かりしない中、唯一コンスタントに釣れてくれたのが深海の癒しキャラのユメカサゴ。東京湾ではノドグロと呼ばれることもある魚だが……本物のノドグロ(アカムツ)に比べると有難味が……。小さいのはリリースして25センチ以上の良型だけを6匹キープ。
ちょっぴりクーラーが寂しいなぁっと思っていたら東京湾の釣りの神様からプレゼント? 落としている最中にオモリが落ちて行かなくなる。サバにやられたと思って巻き上げだすと、ちょっと手応えが違う。小刻みに揺れるような下品な引きがない。そこそこ重量感もあるので何だろう? 過度な期待はせず、それでも一発逆転の大物かもとちょっぴりワクワクしつつ取り込むと、アジが3本針に3匹。40センチ近い大アジだった。そんなわけで、深場デビュー戦は、クロムツ×1、シロムツ×2、ユメカサゴ×6、アジ×3で合計12匹。これでは伝説は始まらないorz
著者: へた釣り