自分の腕の未熟さというか下手さ加減にイライラしっぱなしの1日。今季最大の30.8センチのカワハギを手にニコニコ&ドヤ顔をしてはみたものの…心が晴れない。6匹しか釣れなかった。すぐ横で33匹釣った人がいるのに……心はダークサイドに堕ち、ちょっぴりカワハギが嫌いに。
本日も羽田・かみやのカワハギ船は激混み状態。受付番号が18番だったので胴の間しか空いてないだろうと諦めていたのだが、団体さんや子連れ釣行の人たちが多かったらしく、どうしたことか右舷の舳が空いている。デカッw船長からも「右舷の舳にどうぞ」と促されて、釣り座を決める。特等席だと思っていたこの席がダークサイドへの入り口になっていたとはこのときは思ってもみなかった。
出船時刻になり、一段高くなったスーパー舳シートにやってきたのは、かみや異次元衆の1人、E本さん。先週はY本名人、今日は異次元E本さん……船下の魚の取り合いをしてかなうべくもない人のすぐ横で2週連続釣ることになった。「先週トリプルスコアされちゃったから、ダブルスコアくらいにしといてね」とお願いしておく。船は竹岡沖に。型狙いなので、大粒アサリを装餌して、宙でフワフワ。カワハギらしき魚信はあるのだが、ちっとも針掛かりしない。フワフワし続けても掛からないので、ゼロテンションから少しタルマセて掛けていこうとしても竿を持ち上げテンションを掛けた時点でほぼ魚の反応が消滅するという苦手なパターン。
なんとか1匹だけ釣れたが、あとが続かない。異次元E本さんがツ抜けしてもへた釣りのバケツにはカワハギは1匹だけ。型狙いだからいいもんねぇ~と割り切るしかない。ようやく……竿先をガッガッガッと叩きながら大きく引き込む魚信が訪れる。底近辺でかなり激しく暴れるのをなんとかいなして巻き上げに転じようとした瞬間に、フッと竿が軽くなる。バラした。デカッw船長に「やっちまいましたね」と言われて、しょぼ~んとなる。数少ないチャンスを逃すとその後は絶不調モードに。
異次元E本さんがどんどん数を伸ばしていく横で、へた釣りはといえば、あれ? あれれ? おかしいなと、全くカワハギを掛けられない。やっと掛かったと喜んだら、ベラにトラギス、キタマクラ。2匹目が釣れたのは13時近かった。やっと釣れたよと喜んでいると、異次元E本さんからの一言。「おめでとうございます♪ 僕、20匹だからちょうど10分の1ですね」。カワハギやめたどころか、もう釣りやめようかなぁってレベルで心がダークサイドの奥深くへとさまよいこむ。
沖上がり1時間前になってようやく本日2度目のこれは尺確実!!な魚信が訪れる。沈んだ心で考えることは1つだけ。お願い!! バレないで!!!! 激しく竿を叩くたびに、ドキドキする。抵抗が弱まりリールが軽く巻けるとこれまたバレたのでは?とドキドキ。海面に姿を現したのは、もしかして32up?な魚影。異次元E本さんが出してくれたタモに収まったのは、尺以下ってことは絶対にない良型。デカッw船長も「これはやったんじゃないですか」。船長の目測は正確なことが多いのでもしかしてと期待したのだが、計測してもらうと30.8センチ。目標まで1.2センチ足らず。脱腸していたので、はみ出た腸まで測れば60センチくらいあったのになぁwww てなわけで、へた釣りは6匹で終了。異次元E本さんは33匹。どうもならん。
著者: へた釣り