何がどうハマったのかはよく分からないが、うまくいった。デカッw船長いわく「どうしたんですか? 神がかってますよ」。タチウオにしてもアジにしても自分がたまたまできることがその日のアタリパターンだったんだと思う。タチウオ14匹は自己最多を更新。アジは短時間だが入れパクモード♪
朝起きてニュースを見る。画面に映ったのは、台風11号のせいでえらいことになっている奄美大島の映像だった。何もこんな日に釣りに行かなくてもと自分でも思う。でも、行けるものなら行きたいし、行ってしまう。羽田・かみやのタチウオ→アジリレー船は、昨日のタチウオ大爆釣(竿頭で51匹)もあってか、予約15人超え。桟橋に着いてみると、座るとこねぇ~という混雑ぶり。船長に調整してもらって、なんとか左舷の前から4番目に入れてもらう。アジならなんとかなりそうだが、タチウオの歯が横の人のラインに触れると……。ちょっぴり不安(的中した! 左横の人、すいません!!)。
思っていたよりも海が悪かった。多摩川を出た辺りから、飛沫をかぶり始める。キャビンに入ると船酔いしそうだったので、飛沫を被らない場所を探して、船内をうろちょろと逃げ回りながらの観音崎沖への約1時間の航路となった。タチウオの大船団が見えてくる。2艘出し、3艘出しとなってる船宿もあったようで、タチウオ爆釣の報に釣り客が押し寄せたのは、かみやだけではなかったようだ。船が速度を落とせば、それほど海は荒れていない。船が止まる。船長からのアナウンスは「水深40メートル、底から15メートルまで探って」だった。
タチウオ用に持っていったのは、海明30-210+フォースマスター400だった。シャクリ慣れたカイワリや沖のウィリー五目のタックルを流用した。最初は50センチ刻みの静止2秒で指示ダナを探る。何度か魚信はあったが針掛かりしない。右横の達人さんは30センチくらいの刻みでフワフワ誘っていた。話を聞くと明らかに魚信の頻度はへた釣りより高そうだ。真似しようかとも思ったが、達人さんも針掛かりに持ち込めず苦労しているようだったので、フワフワよりもかなり速めの30センチ刻み静止0のカイワリパターンで釣ってみることに。これがハマった! すぐに本日1発目の針掛かり。その後もいいペースで釣れ続く。
ポイントが何度か変わったが、カイワリパターンでなら魚信は出せる。誘いあげているうちに勝手に針掛かりすることもあるし、指示ダナの上限まで誘っても食ってこない場合は、巻き上げるのをやめて、仕掛けを止めてみると結構いい頻度で針掛かりした。指3本半クラスのまずまず良型も混じって、終わってみれば14匹。タチウオは船中最下位を争うことがこれまで多かったのでできすぎ。銀色の絨毯を作って写真を撮れた。自己最多記録だった12匹を2匹更新した。次も同じようにやって釣れる自信は全くないけど……。
11時半にタチウオは終了し、アジにリレー。海堡の近くのポイントで釣り始めたのだが、このころから海は相当悪くなってきていた。おまけに潮まで速くなってしまい。40号のビシが吹き上がり、釣りにくい感じに。このポイントでは1度だけ魚信があったが、バラして終了。船長は大移動を決断する。船酔い恐怖症のへた釣りでもキャビンに逃げ込まざるを得ない大荒れの海を北に向かう。どこまで行くんだろうと不安になるほどに、船は止まらない。ようやく船が止まったのは、多摩川の河口周辺。メバル・カサゴでならなんどか攻めたことはあるが、アジでは初めての水深8メートルくらいのポイントだった。一度も魚信が訪れることなく、再び移動することに。
南下して本牧沖へ。時間は2時ころだったので沖上がりまで残り1時間と少し。アジはボウズで終わりかもと諦めかけていたのだが、デカッw船長は勝負強かった。ここから怒涛の入れパクモードに。底から1メートル、1.5メートルでコマセを振り出し、2メートルで待っていると竿先を小気味よく引き込むアジの魚信がすぐにある。最初は単発だったが、コマセで食いが立ってくるとダブルありで釣れ盛る。25センチ前後の一番美味しいサイズ中心なので最高だ。ものの1時間で23匹。リレーの釣果としては大大大満足♪ アジ釣りの写真が少ないのは忙しすぎて写真を撮ってる暇がなかった。台風前に出撃してよかったぁ~~~~~。
著者: へた釣り