「この壺を買えばイサキ大漁間違いなし」と言われれば、今のへた釣りなら怪しげな壺だって買うかも。ウィリー用の竿「海明 30 210」を購入した。仕掛けよし、竿よし、台風が消滅して海況よし。今週末のイサキ大漁に死角はない。釣れるはず……釣れなきゃおかしい……釣れる…よね?
「海明 30 210」を手に取っての最初の感想は「軽っ!」である。自重は115グラム。これまで使っていた「FIELDER AMAMARU 205」だって自重150グラムと重い竿ではなかったのだが、35グラム軽くなると手に持った感触では相当軽く感じる。気に入ったのがフィッティングサポートCI4グリップ。トリガーではないが握り込む部分が少し隆起しており、非常に握りやすい。ガイドも穂先部はLDBガイド、バット部は+KWガイドなので糸絡みも少なそうな気がする。
気になるのは調子。早速60号のビシをトップガイドにぶら下げて振ってみた。当然、これまで使っていた「FIELDER AMAMARU 205」と振り比べてみたのだが、すぐに「ウィリー向きというのはこういうことなのか」という竿の挙動の違いは感じられた。6:4調子でバットまで緩やかに曲がるAMAMARUだとシャクった動きを穂先からバットまでで吸収するように動く。一方の7:3調子の海明はバッドは強めで穂先部だけがしなやかなので穂先部だけが曲がる戻るという動きをする。「硬すぎてシャクリにくいでしょう」というのは、穂先がバッド部に比べてはっきり柔らかいかどうかってことのような気がしてきた。
シャクって止めると穂先が遅れてフワリと戻るというウィリーシャクリらしい動きをさせられるかは、実際に船に乗って試行錯誤するほかない。でも、AMAMARUに比べてシャクリやすいのは、間違いないと思われる。また、誘いは7:3調子で、魚が掛かると6:4調子に変化するというのが「海明」の特徴なのであるが……6:4調子に変化したぞ!とはっきり分かるサイズのイサキが釣れるといいなぁ~~~~~。
著者: へた釣り