カイワリ入れパクの誘惑には抗えず、宇佐美へ午後便日帰り遠征。午前便まではトップ13匹と好調を維持していたのに……へた釣りが乗ったら途端に入れパクは終了。「反応は出てるのになぁ」という船長のボヤキを背中で聞くことに。でも、カイワリ4匹は自己記録の2倍なので満足だよ♪
諸般の事情で4時22分に叩き起こされる。宇佐美・治久丸の午後便になら8時に家を出れば十分なのでいくらなんでも早すぎる。「どうしようかなぁ~、早く行って堤防で釣りでもしてようかなぁ~」と考えたが、荷物を増やすのが嫌だったので断念。ジリジリしながら出発の時間を待つ。余裕を持って宇佐美港に到着。「午前便はトップ13枚だった」と聞かされる。へた釣りでも3匹は十分狙えそうな釣況だ。席は右舷の胴。船は定刻、12時に港を離れる。
浅場で釣れているという情報通り、宇佐美港を網代方面に回り込んだ25メートルくらいの水深のポイントからスタート。船長からの指示は「タナは底から6メートル。3メートルから8メートルくらいまで探って」。30センチ~50センチ刻みの静止ゼロパターンで釣り始める。一往復目魚信なし。二往復目…ウィリーに魚が触れた感触はあったが針掛かりせず。三往復目で竿先をグンッと小気味よく引きこむ魚信。静止ゼロパターンなので食ってくるのはほぼカイワリ。20センチくらいだったが、コマセを詰め替えることなく1匹目を手にして、カイワリ入れパクは嘘じゃないぞぉ!!
10分後にはもう1匹。少し時間が空いて、ポイントも何回か変わって3匹目。釣りを始めて2時間くらいで4匹目。ツ抜けは十分狙えるペースで釣れていた。まだまだ釣れると信じていたへた釣りはもう少し大きいのが釣れたら写真を撮ろうと、カメラを出さずに釣りに集中。その後…カイワリが全く釣れなくなった。バケツに放した魚の写真は何時の時点でどれくらい釣れていたかを記録するために撮った写真。ブログに掲載するために撮った写真ではない。そんな写真を使っているってことはその後釣れる予定だった魚が釣れなかったってことである。カイワリが釣れたのは14時までその後は魚信なし無限地獄が待っていた。
静止ゼロのカイワリシャクリだと、全くウィリーに魚が触れてくる感触がなくなった。伊豆のカワハギ師匠から「誘い速度をいろいろ変えて合うスピードを探す」と教わったのを思い出す。静止0.5秒、静止1秒、静止2秒とシャクったあとの静止時間を変えてみる。魚信は出せるようになったのだが、まずはサバ(大小混じり)、お次にアジ、小型のマルアジ、カワハギ、イトヨリダイときて、とどめはシラコダイ。何かは釣れるウィリー五目らしい展開にはなったのだが、肝心のカイワリは全く姿を見せてくれない。焦れる…この時点でツ抜けは夢と諦めていたが、あと1匹で5匹なので、なんかあと1匹と頑張ってシャクリ続けたのだが、静止時間を短くすれば魚信が全くなくなり、長くすればほかの魚が釣れてしまう。成す術なくタイムアップ。
キープしたのはカイワリ4匹、アジ1匹、カワハギ1匹、イトヨリダイ(1匹リリースしたら浮いてしまったので以後キープ)2匹、サバはもらってくれる人がいたので差し上げた。伊豆に遠征したわりにはクーラーの中身がちょっぴり寂しいことになったが、それでもカイワリ4匹は自己ベストの2倍。気になるのがもう1つの釣りモノ候補だった剣崎沖のイサキの釣果。こっちもあまりよろしくなかったようで0~19匹。お土産確保に洲崎沖まで南下したらしい。カイワリ4匹を選んで正解♪
著者: へた釣り