うまくいくときはうまくいく。ダメなときは全くダメ。アジって魚が気まぐれだからそうなると思っていたんだけど……違った。金沢八景・一之瀬丸にて、LT午前アジ・午後アジで短期集中夏期講習。ちょっぴり偏差値が上がって、LTアジ合格への道が拓けてきたような気がする…勘違い?
中の瀬のアジは激渋になってしまったが、八景沖のアジ<ならコンスタントに釣れているから大丈夫だろうと、早起きして金沢八景へ。午前船で30匹ほど釣ったら午後船には乗らずに帰ろうと思っていたのだが……あまく見ている釣りでは痛い目に遭うというへた釣りの法則通りに午後船にも乗ることに。午後船にリレーしたおかげで「夫婦でブログ見てますよ~」という人(60センチ級のヒラメを海面バラシしていた)に声をかけていただけた。クーラーの中は寂しいけれど、八景沖のLTアジのコツらしきものも少しつかめたような気がする。
桟橋を離れて10分もすれば、八景沖のアジポイント。ここでアジを釣るのは3回目。前の2回は……あまり結果がよくなかった。アジの入れ食い経験は中の瀬や富津沖などで何度かあるが八景沖はどうも相性がよくない。いつものように底1メートルからフワフワと30センチ刻みで5回コマセを振り出しタナ2.5メートル。底から50センチ刻みで4回ビシッとコマセを撒いてタナ2メートルというパターンで始めたのだが、釣れてくるのはカサゴやイワシばかりで肝心のアジは10時過ぎで3匹だけ……開始早々あか~~ん!
舳の人だけいいペースで釣っているので観察。基本置き竿、ときどき小刻みな誘い。釣れないときは真似をする。フワフワ誘いでタナにビシを持ってきたら、船の揺れに任せて動かさない。ここでちょっぴりひらめくw タナにビシが来たときにコマセが残っているようにコマセの振り出しを弱めにして30秒待つ。ペースアップし残り2時間で8匹追加し、午前はアジ11匹。舳の達人さん(30匹釣って竿頭だった)と少しお話できた。「イサキ釣ってんじゃないんだから竿を動かしすぎ。シャクリ方が悪いんじゃなくて待ち方が悪い」と教えてもらう。
アジ11匹では帰れないし、「待ち方が悪い」と指摘されたことを早く改善しておきたいのが釣り人の性。午前船を降りたらその足で受付にいって午後船を申し込む。午後船は団体さんが片舷に入っておりほぼ満席。タナを決めたら動かさない!とかたく誓っての出港。船は午前船で攻めたポイントより少し沖目のポイントで釣り開始。シャクってコマセを撒いたら動かさない。午前船よりペースよく、6匹目まではこの方法で順調に釣れたのだがあとが続かない。潮どまりの時間になったようで、何をやっても魚信がない状態に。
15時をすぎ、少し潮が動き出すと、へた釣り以外の人はポツリポツリと釣れ始める。なぜか、1人置いてけぼり状態。ポイントを移動し、良型アジが周りで釣れ始めているのに置いてけぼり状態が続く。置き竿で釣れてるのになぜ釣れない? 竿は動かしてない。待ち方は改善しているはずなのに。対処法が思いつかないので「なんで俺だけ釣れねぇンだ!!」と上乗りさん(マルアジは一度冷凍してからと教えてくれた人)に聞いてみる。「仕掛けを変えてみれば」と船宿仕掛けを1つもらう。すると…入れ食い!! 30センチのアジ含みで落とせばすぐに魚信がある。船宿仕掛けSUGEEEEEEEEEEEE!!
へた釣りが使っていた市販仕掛けとの差は、枝スの長さ。船宿仕掛けの枝ス長は15センチ。これって…ほかの船では使わない方がよいと指導されることが多い、LTアジ用仕掛けじゃない? 八景沖に限れば、枝スが30センチと長いビシアジ用の仕掛けよりもLTアジ用の仕掛けが有利だってこと? 理由は分からないが、仕掛けを変更した最後の30分で7匹追加できたんだから、枝スが短い方が有利というのは間違いなさそう。午後船でアジ15匹追加。尺超え3匹とサイズに恵まれたので午後船にリレーしてよかったぁ~♪
著者: へた釣り