目標は家族4人に1尾ずつ煮付け用のメバルがあればなぁと控えめだったのだが、羽田・かみやから出撃したへた釣りのエビメバル開幕戦は終わってみればメバル21匹。うち12匹は20センチ超えの煮付けサイズだったのだからたまらない。カサゴを入れれば35匹と大満足の釣りだった。
少年は大志を抱くべきなんだろうが、へた釣りの場合は寸志を抱くくらいがちょうどいいらしい。1匹釣れたらうれしいなと挑んだヒラメは2匹釣れたし、メバルだって4匹だけ釣らせてぇ~と臨んだエビメバル開幕戦で久々に大漁! 送迎の車の中で「メバルは船中10匹くらいです」と言われて「こりゃ4匹は無理だな」と半ば諦めていただけにかなりうれしい。
7時30分の出船なのに6時20分に送迎をお願いして、少しでもいい釣り座の確保をと目論んでいたのだが……受付を済ませて桟橋に行ってみると、既に左舷は8人で満席。右舷も舳から2席は埋まっている。右舷の舳から3席目に釣り座を決める。風はほぼ無風のベタ凪状態。近場のポイントから攻めてくのがかみやのメバル船のパターンだと思っていたら船長のアナウンスは「本牧沖まで40分ほど走りますよ~」。
本牧沖のポイントは大型船の通り道になっているようで、「日曜限定のポイント」なんだという。「根が荒いので浮かせて釣った方がいい」という船長からのアドバイスを聞き流しての第一投。狙うはもちろん底べったり。錘が海底で立ったり寝たりしているのをイメージしてしばしまつと、竿先をフワフワと動かす魚信。中型のカサゴが1匹目の獲物だった。
「日曜限定のポイント」のメバルやカサゴの活性は悪くないどころかかなりいい。錘を落とした直後、あるいは1メートルくらい誘い上げて落とした直後に結構いい確率で魚信が出る。ここからかなりご機嫌な釣りに。メバルのダブル(トリプルは未達成)、メバル+カサゴのダブルを交えながら、サイズも20センチ超のものを中心に、「食うとこないだろ」サイズはほとんど混じらず釣れ続く。魚信が遠ざかる時間帯ももちろんあったが、まめに誘い上げてゆっくり落とせば魚信は出る(小さいのか掛からないことが多かったけど)。で、本牧沖でメバル19匹+カサゴ12匹。
帰りがけの駄賃というわけではないのだろうが、川崎沖のポイントへ移動。あれ? 見覚えあるなと思ったらシーバス狙いで来たことがある ̄ー ̄だった。フッコだけじゃなくてメバルもいるのかなぁ~と仕掛けを落とすこと数回。いきなり強烈な魚信が……最初の引きで「フッコ?」と決めてかかっていたのだが、釣りあげてみれば27センチのメバル。そのあと小型カサゴを追加して都合35匹。満足、満足。煮付けは現在調理中、食ってみるまでもなく大満足!!
著者: へた釣り