東京湾の二大釣魚といえば、マアジとシロギス。年中狙える魚種ではあるが、浅場で釣れるようになる7月~8月が釣趣を味わうという点では最高だし、東京湾での船釣り入門に最適かも。品川・中金のLTアジ・シロキスリレー船で、ビビビなアジとプルプルなシロギスを楽しんできた。
6月からイサキ釣りに通い詰め、なかなか他の魚を釣りに行く機会に恵まれなかったのだが、品川・中金LTアジ・シロキスリレーの2011年開幕戦ともなれば行くしかない。というわけで、一之瀬丸のLTイサキ第5戦の翌日に連荘釣行。梅雨も明けて晴天の中……日に焼けまくり! 腕と首筋が痛いぞ!!!
LTアジ・シロキスリレー船にどうしても参加したかったのは、へた釣りが船釣りのハマるきっかけになった釣りだから。それまでにもカワハギやカイワリなどを船から釣ったことはあったが、今のようにメインの釣りが船釣りというわけではなかった。リレー船は1魚種あたりの時間が短く集中して釣れる。全くタイプの違う2魚種を狙うので釣果が大ハズレしない。船釣りの基本が身に付く2魚種であるというのが船釣りを始めたばかりのへた釣りにはありがたかったのである。
■サバ&イワシの猛攻にマアジを釣るのに一苦労だった
この日も……アジは大苦戦。中の瀬で釣り始めたものの、小サバやカタクチイワシの群れがコマセに猛ラッシュをかけてくる。かといってコマセで魚を寄せなければ、LTアジ釣りは成立しないわけで、なんとも対処のしようがない状態になった。指示タナの底から2~2.5メートルでみんなが釣っているときに、底ならどうかな?と底1メートルでコマセを振るとようやくアジ。でも、みんなが底近辺でコマセを振り始めると、底までサバ&イワシ。
真面目な増尾船長は、アジの群れを(というか、サバのいないポイントを?)探してどんどん南下。でも、そんなポイントはなかったようで、「底の方にアジの反応でてるよ~」と言われても、底でコマセと振るとやっぱりアジを追い散らしてサバが猛襲。南下したおかげでサバのサイズは40センチ級にアップしたので、やり取りは楽しいんだけどねw サバは赤タンに食ってくることが多いことに気付いて、餌をアオイソメにして、底1メートルくらいでじっくり誘って、なんとかマアジ6匹を釣る。最大サイズは25センチまでなんだけど、いかにも脂の乗ってそうな金色のアジなので、6匹でも十分にうれしい。
■まさに怒涛の入れ食い! 束釣りが見えたシロギス
一方のシロギス。アジでなかなか苦戦した鬱憤を晴らさせてくれるかのように、まさに入れ食い。軽くキャストしてちょっと誘うと、すぐに竿先プルプルなシロギスの魚信が出る。活性も相当高いようで、針掛かり率も恐ろしく高い。釣果/魚信数は6割を軽く超えたのではないかと。第一、キャストしてシロギスが1匹も釣れずに仕掛けを回収したことが一度もなかったような。
15センチ~18センチくらいで大型とは言えないシロギスなのだが、水深6メートルの浅場というおかげでその引きはサイズの割に強烈。別の魚がかかった?と何度か思ったのだが、上がってきたのはシロギスだった。シロギスは47匹。1日やっていれば十分に束超えペースだったので、船長に「シロギスの束釣り見えました」と言うと、「今日の活性は異常」とつれないお返事。
クーラーいっぱいの釣果に大満足。アジがもう少し欲しいなぁ~という気もするけど、今日のような日もあれば、アジがよくてシロギスがダメな日もある。もちろんアジもシロギスも大爆発する日だって! というわけで本日の釣果は、
マアジ(~25センチ)×6匹
シロギス(~18センチ)×47匹
ほかにホウボウ、サバ、カタクチイワシ
より大きな地図で 2011-0-7-10 中金 LTアジ・シロギスリレー を表示
著者: へた釣り