大物イサキに効果抜群のはずのへた釣り印の自作ウィリーを持って乗り込んだ金沢八景・一之瀬丸のLTイサキ第6戦目。イサキのサイズは24センチまでと大物には出会えなかったが…自作ウィリーはどうやらイサキ以外の魚には効果があるみたいで、謎の赤魚まで釣れちゃった。
片舷9人と今週もやや手狭な感じの一之瀬丸のLTイサキ船。ほどくのが面倒だし、なんだか気まずいし、釣っている時間をロスするだけのオマツリが大嫌いなへた釣りは、どんどん装備が身軽になっていく。とうとう竿掛けもなしにした。イサキ釣りにおいて竿掛け(特にロッドキーパー)はオマツリとバラシの原因でしかない。
ちゃんと仕掛けを1メートルくらい振りこんで、指示タナ以下には落とさない。道糸が斜めに入るときは、周りを見て自分だけ角度が急じゃないか確認する。これだけでオマツリは減るはずなのだが……横着して潮下の人の目の前に仕掛けをたなびかせたまま、ビシを投入したり、仕掛けを落とすときに全くブレーキをかける気がない人がいるので、オマツリはなくならない。
■自作ウィリーは効果が分かる前にオマツリで全滅した(涙イサキ釣りでオマツリに悩まされているという話は以前にも書いたが……実を言うと、先週、今週とかなりひどいことになった。注意していても人間のやることだからミスはある。へた釣りのミスでオマツリすることもあるので、お互い様だし、楽しく釣りをしたいから船上で文句を言うことはないのだが……全くオマツリを回避する気がない人が潮上だと……つらい。
と、愚痴を書いても仕方ないので、自作ウィリーの話に戻る。へた釣り印の自作ウィリーはイサキ以外の魚には効果抜群のようである。自作ウィリーで初めて釣れた魚は、30センチ超のウマヅラハギ。バラシも入れれば4~5匹はアジも掛かった。さらには、市販仕掛けでは釣ったことがない赤い魚まで。
船長いわく「ロウソクチビキという魚の若魚だと思う…前に食べたら美味しかった」らしい。でも、家に帰って図鑑で調べると、どうもロウソクチビキではないっぽいのだが……「美味しい」って言葉を信じてこれから食べるw この正体不明の赤魚を釣った辺りで、用意した3組の自作仕掛けはオマツリで全滅した。
■前半はイサキ激シブ。最後の30分だけ超高活性になった
昨日まで、竿頭の人がイサキ84匹と絶好調だったはずなのだが、例によってへた釣りが釣行した日に限って呪われているかのように、イサキはやる気がない。これまた例によって、船長は剣崎沖イサキ船団の中に突っ込んだり、離れて一人旅をしたりと少しでも活性の高そうなイサキの群れを探してくれるのだが……なかなか釣果に結び付かない。
午前中の釣果はウリンボサイズのイサキ3匹だけ。午後に入って、へた釣り印の自作ウィリーが全滅してから、イサキがポツポツ釣れ始める。ひょっとして……自作ウィリーが悪かったのかもってほどに、後半になるとイサキの活性が上げっていく。面白いのはこの日は、赤色のウィリーにだけイサキが掛かることが多かったこと。追い食い狙ってゆっくり巻いてもほかの針には魚が掛からない。
沖上がり間近に、高活性なイサキの群れにようやく出会えて、ここからはトリプルありの爆釣モード。そんなこんなで本日の釣果は、
イサキ(~24cm)×16匹
マアジ(~31cm)×2匹
ウマヅラハギ(32cm)×1匹
マルアジ×2匹、正体不明の赤魚×1匹。
より大きな地図で 2011-0-7-16 一之瀬丸 イサキ を表示
潮下のベテランっぽい人にいろいろお話を聞いたのだが、「8月に入るとワラサが回ってきて、イサキは釣れなくなる」とのこと。とすると、イサキ釣りはあと1回で今シーズン終了ということになりそう。「4~5年前まで30cm超のイサキが結構釣れた」って話を聞いたのは、3回目の釣行に続いて二度目。
著者: へた釣り