船からのシロギス釣りの釣果/魚信が2割台と低迷し、名人の動画をチェックしたり、自分なりにアワセの理屈を考えてから臨んだ品川・中金シロギス船。目標はシロギス釣りが上手と言われる目安の束(=100匹)釣りだったのだが、釣果は67匹。でも、少しだけ手応えありかも。
束狙うならジャリメが必須と、前夜に上州屋秋葉原店にジャリメを買いに行くと、閉店間際だったせいかまさかの品切れ。最初からつまずきまくりだったのだが、一度でいいから束釣りという目標を変えるわけにはいかない。LT竿とキス竿を抱えて品川・中金から出撃。船は木更津沖の水深7メートルくらいのポイントへ。
■キャストした竿は遠くは横に、近くは上に誘うといいかも
LT竿は胴突き仕掛けで足元へ。キス竿は20メートルくらいキャストして広く探るという方針で釣りを開始。キス竿の方は勉強した成果もあってか、これまでよりはいくらかマシ。仕掛けが遠くて道糸が寝ているうちは竿を横に動かして誘い、魚信があったら一呼吸置いて竿を体の後ろまで動かしてアワセる。仕掛けが近くなって道糸が立っている状態になったら竿をほぼ垂直に立てて(二束名人の動画がお手本)竿を頭上に持ち上げ錘を底から浮かすようにしてアワセる。この方法に慣れてくると、最初は3割程度だった釣果/魚信が5割くらいまで改善した。
ただし、2本針なのに一荷にはなかなかなってくれない。1匹掛けてからさらにもう1匹釣る方法をいろいろ考えたのだが……なんてことはない1匹掛かった場所でもうしばらく待つというのが有効だと気づく。針掛かりしたシロギスの動きが誘いになり、同じ場所でもう1匹食ってくる確率が高いようだ。開始2時間は1日やって30匹くらいかなぁという感じ。正午にはアワセと誘いのコツが少し分かって50匹ペースに乗ったという手応えをつかむ。なんだか少しずつシロギスの釣り方が分かってきているようで、うれしい。
■足元置き竿は天秤仕掛けの流線針8号が最も効率的だった
横で釣っていた増尾船長が「束いきそうですか?」と聞いてくる。ようやく50匹超えが見えた感じなので正直にそう答える。置き竿の方がさっぱりなのである。束を達成するには置き竿の方で30匹程度は稼いでおきたい。置き竿にも魚信は出るのだが、へた釣りはキャストしたキス竿の面倒を見るのに手いっぱいで置き竿の方は勝手に針掛かりしてくれないとどうしようもない。「胴突きより天秤仕掛けの方がいいですよ」というのが船長のアドバイス。
船の移動のタイミングで置き竿の仕掛けを変更。船長を信じて天秤仕掛けに変えて、さらにキスが餌を咥えて吐きだすときに針掛かりしやすいように、流線針の仕掛けに変える(最初はキャスト用も置き竿も競技用のキス針だった)。針の大きさも7号から一回り大きい8号に変える。餌を吐き出すときにすっぽ抜けないようにという戦略。この仕掛けに変えるといくらかは釣れるようになった。結果は、67匹(うち置き竿の釣果は10匹くらい)。目標達成率67%だが、最初から5割台の針掛かり率、置き竿での釣果があったとすれば……ひょっとしたら束釣りは夢ではない!?
シロギスはお刺身と天ぷらで一家4人の夕食に。
より大きな地図で 2011-06-04 10:21 を表示
著者: へた釣り