竹岡沖の小悪魔カワハギ相手に腕を磨いて、素直な伊豆カワハギで大爆釣するという計画なのであったが、今年の伊豆カワハギは素直じゃない! 治久丸からカワハギに2回出撃してきたのであるが……ツンデレか? 今年の伊豆カワハギはツンデレか? という釣果に終わる。
■半日船で13匹、叩いて上げてカンカンカーンなデレモード強風で延び延びになって、なんとか出船できたのは、12月30日。子供1号をお供に伊豆カワハギに。少しウネリが残っているので、不安はあったが、それでも叩いて聞き上げ中にカンカンカーンと魚信が出る素直な伊豆カワハギを楽しんできた。
聞き上げ中に魚信が出なくても宙層待機で魚信が出ることが多く、竹岡沖のスレた小悪魔カワハギと違って伊豆カワハギは素直でいいなぁという展開。30センチ超の大型はいないが、20センチ前後でサイズがそろうのもうれしい。ワッペンサイズはほとんどいない。外道もほとんど針かかりせず、かかっても大型(30センチ超)のウマヅラハギだったりして、半日船でカワハギ13匹、ウマヅラ2匹をゲットして、大満足。カワハギはお刺身で、ウマヅラはお鍋にしてお腹の方も大満足。
■波高く魚信が出せないツンモードの伊豆カワハギに撃沈年が明けて1月4日にもカワハギに出撃してきたのであるが、この日は波が高く、へた釣りの下手さが際立った結果に。半日やってカワハギ4匹だけで、釣っても釣っても外道だらけという散々な結果に。叩いて上げてといういつも通りの釣り方をしていたのだが、釣れてくるのはキタマクラ(魚信の出方はカワハギに似ている)と外道の定番、トラギスばかり。ウマヅラ?と思えばウミスズメというハコフグみたいな魚だったりで外道を釣っているとときどきカワハギが混じるという感じ。
それでも中乗りさんは14匹釣っていたので、何か釣り方が間違っていたようだ。下船後に聞いてみると、この日はカワハギが浮いていたようで、叩き下げて聞き上げという釣り方がよかったそうである。波が高い日は、1メートルから2メートルくらい底を切って釣った方がいいんだそうだ。にしても……今シーズンのカワハギ最悪の貧果を伊豆で体験することになるとは……思ってもみなかった。釣りは難しい。
著者: へた釣り