いつもお世話になっている品川・中金がマゴチにスポット出船しているので、北海道アキアジ遠征で腰は痛いし肩は痛いしな状態なのに参加。不思議と竿を握っていると腰も肩も痛くない。しかもこのマゴチという魚、釣っても食べても最高なので、25日にまた行こうかなぁ~と画策中!
上州屋の松澤師匠に「夏の東京湾、最強の釣りモノはマゴチ」と煽られて、ハゼマゴチシーズンになったら絶対行くぞ!と決めていたのであるが、いつもの船宿、品川・中金の増尾船長がスポット乗合でハゼマゴチ船を企画してくれた。道具はキス竿かLT竿でいいというので、FILDER KISUとBAYGAME LT M190を抱えて乗船。
船長いわく「こんなはずじゃない」ってほど魚信が遠い1日だったが、竿先に「コッ」と小さく伝わる魚信がくると、アドレナリンが出まくるので、これくらい魚信があれば十分のような気もする。「コッ」という小さな魚信は長いときは1分以上続く。少しずつ竿先が海面に近づいていき、「グゥ~」と竿先が持って行かれた時が合わせ時というのであるが、早アワセでも遅アワセでも針がかりしない。「マゴチ20」と言うが目安にすらなってないほどに合わるべきタイミングはバラつきがある。早すぎてスッポ抜けたら次はじっくり粘って餌だけ取られる。そんなことの繰り返しで、歯がゆくも夢中になれる釣りであった。なんといっても針がかりしたときの竿の重みが釣りの達成感をいたく刺激してくれる。
初めての釣りモノなので自信がないが、
・竿はキス竿よりも竿先が柔らかいLT竿の方が最初の魚信から本魚信になる確率が高い。
・餌のマハゼは大きいものより小さいものの方が勝負が早いので、10センチ前後の小型の方がいい。
・マハゼは本などには下顎から上顎に向けて針をかけるとあるが、上顎だけにした方が活きのいい状態が続く(船長も上顎のみを推奨)。
・元気のなくなったマハゼは迷わず交換。空中に持ち上げたときビチビチと尻尾を振らないハゼだと、生きていても魚信は確実に減る。
で、釣りたてのマゴチ。薄造りにしてポン酢でいただくと、驚くほどに美味なのであった。今回釣れたのは、30センチと50センチの2匹だけであったが、あと4、5匹いても全部薄造りでぺロリといけちゃいそうな気がする。魚信は10回くらいはあったので、全部釣れるようになりたい!!
著者: へた釣り