前回釣行でコツをつかんだはずのマゴチ。「コツをつかんだはず」が実に曲者で、針がかり率を上げようといろいろチャンレジしてみた結果……バラシまくってしょぼーん(´・ω・`) なことに。3ゲットで8バラシという散々な結果。タモ持って駆け付ける船長が気の毒なほどにバラシまくった。
台風などの影響で25日から26日に変更された品川・中金のスポット乗合マゴチ。強風による底荒れや急激な気温の低下など不安要素はたくさんあったが、快晴だし波おだやか。船長オススメの羽田空港裏で前回以上に魚信が多く、大漁の予感だったのだが……「下手の考え休むに似たる」、「生兵法は怪我の元」という格言が正しいってことを身をもって思い知ってきた。
こう考えたのである。マゴチの場合、アワセのタイミングが難しい。このタイミングさえうまくいけば大漁間違いなし。竿は6:4調子のLTタックルなのでいろいろ工夫する余地はあるのではないかと。竿先の柔らかいLTタックルはマゴチに違和感を与えにくいようで、先魚信から本魚信に発展する確率がかなり高いことは前回釣行で確信している。あとは本魚信からアワセるタイミングさえ掴めば……。
で、とった方法が、本魚信中に5センチくらい聞き上げてみるという方法。聞きアワセで竿先にマゴチの重りが乗っていることを確認してから本アワセで竿をビュンッ!と振り上げれば、針がかりの確率は飛躍的に向上するはず。目論見は半ば当たったようで、確かに針がかりするようになった。針がかりはするようになったのだが、巻きあげ中にバレるようになった。8バラシは全部聞き上げ後に起きた。6:4調子のLTタックルはもともと強いアワセが効きにくいうえに追いアワセもしにくい。針を外すのにも苦労するマゴチの硬い口にしっかり針がかりしなくなっていたようだ。
聞きアワセを諦めて、いきなりアワセると、今度はスッポ抜けが多くなったが、それでもゲットできるマゴチは増えたのであるから、まさに「下手の考え休むに似たる」だし「生兵法は怪我の元」なのであった。竿頭はマゴチ10匹なので、教科書通り普通に釣っていた方が釣果がよかったかなぁ~と反省。タモを構える船長の「また、バラシ?」というがっかりした表情に申し訳なさを感じつつ、「リベンジが必要ですね」という励ましには激しく同意なのであった。
著者: へた釣り