シロギスの釣果/魚信の確率が、イチローどころかゴジラ松井以下という現実に、すっかり船シロギスにハマってしまった。例によって品川 中金から、LTアジ・シロギスリレー船に。シロギスにハマったなら、キス1本でいけよという意見はごもっともだが、アジフライが大好物なのでご容赦w
北海道でアオソイ&アイナメを大漁して、すっかり釣りが上手になったような気がしていたのだが……そんな自信は木端微塵に打ち砕かれた。まずはアジ。30センチ超の良型アジを狙って木更津沖に行ってもらうも不発。富津沖に移動してから釣れ始めたのだが……釣れ始めたのは周りだけで、なぜか自分の竿にだけは魚信がない。底から2.5メートルでコマセを振り、指示ダナの上下1メートルを丁寧に探る。やっていることは正しいはずなのに……。ハリスがピンクの仕掛け(お気に入りで実績あり)なのがいけないのか? それとも誘い方に問題があるのか?
ここで船長さんからのアドバイス。「赤タンよりもイソメの方が食いがいいよ」。慌てて餌を変えると順調に魚信り始めたのだが、こういう適応力のあるなしが釣りが上手いか下手なのかの分かれ目なんだなぁ~と痛感することに。つまり、自分以外の人は赤タンでは釣れないと見切りを早々に付けていたのに、ボンヤリ釣っているから気づいていなかったってこと。この日は船長さんに近い位置で釣っていたので、東京湾のアジ釣りの極意を聞くことができた。
以下、聞き書き。
・置き竿がいいこともあるし、アワセにいったことがいいこともある。
・東京湾のLTアジは、少し固めでアワセが効くタチウオタックルが使いやすい。
・アジの遊泳層(吹き流しの仕掛けの位置)が頻繁に変わるので、魚信がでないときはマメにタナを変える。
釣果は……31匹でスソ。釣れないときになぜ釣れないのかを考え、いろいろ試せるようにならないと、一生へた釣りを卒業できないってことに気付いた有意義?な日であったw
■なんで? 置き竿だと釣れるシロギスにムカつく
後半戦のシロギス。船が空いていたので、この日は船釣り初の2本竿に挑戦してみた。1本はアジ用のLTタックルを流用して胴付き仕掛けで足元に。もう1本はいつも通りキャストして広く探る天秤仕掛け。富津沖の水深13メートルでスタート。手持ちのキャスト竿にはいつも通り、キスのプルルという小気味よい魚信があるのだが、これまたいつも通り針にかからない。例によって4回魚信って1回釣れればいい方。
で、置き竿はというと……釣れるのである。向こうアワセで面白いように針がかりする。早い話が、竿を持っている自分は邪魔な存在。放置して座っているだけの方が釣果がいいってことなのである。木更津沖の浅場(6メートル)に移動してもこの傾向は一緒。釣りは娯楽なのだから、釣果にこだわらず楽しめばいいとは思うのだが、楽しんでいる本人が釣りの邪魔になっているという現実を前にちょっぴり悲しくなってしまうのであった。
シロギスは22匹とそこそこ釣れたのだが……うち置き竿で釣れたのが14匹。手持ちでは8匹だったのだから、喜んでいいのか、嘆くべきなのか、実に微妙。この日分かったのは、浅場ほど針がかりさせにくい。投げ釣りと違ってイソメは4~5センチくらい付けた方が魚信が多いってこと。
著者: へた釣り