あれだけ魚釣ったらもう満足でしょ!と言われても、せっかくの北海道、24時間不眠不休で釣りをしても満足できないのが釣人というもの。後半戦もカラフトマスにウサギアイナメと大物求めて道東の釣りを満喫してきたのであった。ただし……カラフトマスには出会えず。
初日にニジマスでしょっぱい思いとしたときに1本の電話が……「カラフトマス釣れてるよ!」。幸い、海アメ用にショアキャスティングのルアー一式は持ってきているので、北海道釣行の後半戦は尾岱沼でカラフトマス釣りでスタート。ダイワのチヌークやクルセーダーといったスプーンを付けて、北海シマエビ漁で有名な尾岱沼港からキャスト。……が魚信はない。カラフトマス釣りはスプーンに餌を付けるのもOKだと聞いていたので、アカタンを付けてキャストし続けると……ようやく魚信が。上がってきたのはケムシカジカ。3時間くらいルアーを投げ続けるも釣れた魚はこれ1匹。シーズン初期のフレッシュランでそれほど数は釣れない時期らしい。ルアーに絶望して投げ釣りを始めるも、これまたケムシカジカしか釣れずにトホホな1日。
最終日は去年、50センチのウサギアイナメを釣って、今年こそは60アイナメをと意気込んで臨んだ釧路沖堤防のロックフィッシュ。釣まさ丸さんに乗せてもらって、4インチから6インチのワームをテキサスリグでボトムをコンコン。竿先にコツコツという魚信が出たら少し竿先を送って2、3秒待ってから強引に魚を根から引き離す。このときに手元まで伝わってくるゴ~ンという感触とアイナメの首振りを感じながらのゴリ巻きファイトが実に楽しい。ただし、この日は食い込みが浅くてバラシが多い。かといって送り込む時間が長いと、大型アイナメに根に潜られてラインブレイク。子供1号も同行したのだが、竿先の柔らかいLTタックル+ブラクリで餌釣りしていた子供1号の半分も釣れなかったのである。子供1号は前回釣り名人にはなり損ねたが、このたびは見事竿頭(40センチ超のアイナメ&マカジカ25匹)で周りから「釣りの先生、先生」とおだてられてすっかり有頂天。
というわけで、4泊5日でうち4日間釣行というハードスケジュールな道東釣り2010は終了。かと思いきや、9月にアキアジ釣りのご招待を受けたので、再戦を期していたりもするのであった。北海道の師匠! ありがとうございます!
著者: へた釣り