どうもならんなって日の釣りのことは深く考えないようにしている。羽田・かみやから江戸前釣りサ-キット大会2018カワハギの部に参加。午前ちょい時化から次第に収まっていくという予報だったので、後半勝負と考えていたが、勝負時の後半にまさかの大失速で箸にも棒にもかからず。
いらないサプライズが朝からあった。最寄り駅に着いてみると、「山手線は工事の遅れのため全線で運転見合わせ。品川駅から蒲田へと向かう京浜東北線は動いているようだが、品川駅に行く手段はタクシー以外にない。タクシーに乗ると2500円くらいはかかると思われる。どうしようかと改札前で困っていると、「運転再開は5時50分の予定」と情報がアップデートされた。いつも利用してる蒲田駅6時20分の送迎バスには間に合わないが、7時の便には間に合う。出船時間は7時30分なので船宿に着いてから慌ただしそうだが大会には参加できる。桟橋に着いてしゃちょう船長船の釣り座のクジをひくと今度はうれしいサプライズ。左舷の舳。風の向きも潮の向きも調べてなかったが、みなさんが「潮先!」と言っていたので潮先の特等席みたいだ。
昨日の夕方まで大阪にいたので、今回もハギポンアサリを仕込んでく余裕はなし、船宿のアサリを買う。自宅から持参したハギポン溶液にもらったアサリを漬けて、浅漬けのハギポン…アサポンを作る。数時間漬けただけで効果があるのかどうかは不安だったが、船中数は同数で1位になったので、全く効果がなかったわけではないと考えたい。船は少し飛沫を被りながら竹岡沖を目指す。追い風なので船はドッタンバッタンしていないが白波が立ち海面がザワザワしている様子。止まってみれば…なんてことないと言いたいところだがなんてことある。宙での釣りは不可能なのでオモリから30センチ離した位置に3本針を配した時化用仕掛けで釣り開始。30分以上魚信なし。ようやくなにかカワハギ以外の魚信があって、本日最初の獲物はチャリコ。尾ヒレの外縁が黒くないのでチダイの幼魚?
一匹全長勝負の大会なので誘い過ぎないことを意識して良型カワハギが底から30センチ浮いたアサリに飛びついてくるのを待つ。魚信がなければ少しタタく、それでダメなら大きく竿を持ち上げてゆっくり下ろしてカワハギに餌(オモリ?)を見つけてもらいやすくする。どうにもならない1時間が過ぎる。ようやくガッガッという擬音がつきそうな魚信があって本日1匹目のカワハギ。ゼロテンションでは魚信ってこず、少しタルマセ気味にすると食ってきた。1匹目のカワハギの30分後にあった魚信が本日のハイライト。タルマセていると穂先を持って行くような明確な魚信。ゆっくりと竿を持ち上げると、オモリを底から離すのに苦労する手応え。何度もガッガッガッと竿先をタタクような抵抗をみせる。巻き始めると重いし、激しく暴れる。「これは尺いったでしょ!!」とニンマリしていたが、3本針に特大、大、中のベラが3匹でがっかり。その後もベラばかり釣ることになる。
ベラを釣りあきたのと、少し風が弱まってきており、底に時々オモリを着けながらなら宙での釣りもなんかとできそうな海況になってきた。太刀メタルを幹糸に使ったサバフグ対策仕掛けを投入してみる。オモリ近辺に3本針を密集させ、ピカイチくんの集魚効果をフルに生かそうという考える。ラトル音付きの新ピカイチくんで勝負する。仕掛けを変えて20分後に1匹。12時前にもう1匹追加して3匹。午前中3匹ではどうしようもないが、それでも船中トップタイだと上乗りさんから言われる。どんだけ釣れてないんだ!! カワハギの引きってどんなんだっけ?と忘れた方ころにポツンと釣れてくれる。ただしサイズは伸びない。釣れてくるのは20センチを少し超える物ばかり。28センチくらいのが何匹か釣れたとのアナウンスはあるが、へた釣りの竿にはついに最後までオッ!という魚信は訪れなかった。
どうもいろいろ狂ってしまっている。カサゴを釣ったり、オキメバルを釣ったり、本日2度目の3本針に3ベラパーフェクトを達成したりとどうにもいつもの竹岡沖と勝手が違う。風が強く宙でカワハギからのコンタクトを察知して掛けにいくのではなく盲滅法に魚信に対処しているためだ。カワハギっぽい魚信があっても掛け損ないが多くなるし、釣りたくない魚ばかり釣れる。数も型も全く伸ばせずに終了の時間を迎える。カワハギは7匹で最大サイズは22.1センチ。21センチくらいのがあと2匹いたのでTKB寸は64(±1)センチで、大惨敗。竹岡沖で3船宿合同の表彰式(優勝はデカッw船長船の誰か)。桟橋に戻ってからかみや内での表彰が行われたがかすりもせず。抽選会でカワハギ用の竿をもらって帰路に着く。どうもならんかった。
著者: へた釣り