いや~つらかった。アマダイが釣れなくてもゲストの魚信で癒されるはずの釣りなのだが、とにかく魚の気配を感じない時間帯が長すぎる。ようやく魚信があっても釣れてくるのは1/2スケール以下の不満足サイズばかり。一応アマダイは1匹だけ釣れたが28センチでやっぱり1/2サイズだった。
6時前の最寄り駅で男×男カップルを発見。ベンチに腰掛け1人が大きな声を出してワンワン泣いている。もう1人の男が慰めるように背に手を置いてはいたが視線は男の方を見ずに前方を漂っている。どこかつれない感じ。別れ話がこじれ中としか思えない状況に朝からレアなもん見たなぁとニヤニヤ。今日はレアな魚が釣れるかもとどこをどうこじつけたのか自分でもよく分からない妙な期待感を抱く。どうしてこんなしょーもないことを書いているのかって? 釣りに関してあまり書くことがないからだったりする。
羽田・かみやの桟橋に着くと既にしゃちょう船長船は満席。怖い顔w船長の右舷の後から3番目に席を決める。右隣はカワハギ師匠のご友人で巳之助丸のアマダイ船常連のM浦名人。ほかにもYOKOさんなど怖い顔w船長船には送迎バス利用の顔見知りがいっぱい。船は1時間と40分走って保田沖(だと思う)の水深90メートル前後のポイントに到着。風もありウネリも残っていて少々釣りづらい感じ。夜光の円錐オモリで少しだけ小突いて、1メートルタナを切ってフワフワ誘うという予定通りの釣り方で釣り開始。
魚信が全くない。タナが間違えているのかも?と底30センチから底2メートルくらいまでタナを変えてフワフワさせ続けたのだが、何も起きない。もしかしてエサだけ取られてる?と巻き上げてみてもちゃんとエサが残ったままなのだからどうしようもない。底潮が濁っているせいなんだろうか? ようやく最初の魚信があったのは釣りを始めて1時間くらいたってからで、ギリギリ干物にできるサイズのムシガレイ。これが1/2以下スケール祭りの始まりだった。
あまり動かさずにじっとしている方がよさそうなので、フワフワと誘いを入れたら30秒じっと待つ。二度目の魚信はちょっとマシな大きさの魚を予感させた。巻き上げ中もそれなりに反抗する。オニカサゴだった。ただしサイズは22センチ。クーラーが寂しいのでお持ち帰りしたかったが、25センチ以下はリリースルールに則り泣く泣くリリース。お次はトラギスにしては暴れるなという変な引き。イネゴチだった。ただしサイズは20センチあるかないかという1/4スケール。ようやくアマダイが釣れたのは釣りを始めて2時間半経ってから。これまた28センチと1/2スケールだった。アマダイは後にも先にもこれっきり。
そのあと沖上がりまでの3時間半ほど、いろんな魚が忘れたころにポツンポツーン。定番ゲストのキダイにトラギス、ヒメなんぞに遊んでもらう。アマダイかもな魚信は一度もなかった。お隣のM浦名人は37.8センチを釣り上げ3位入賞。優勝は大会では必ず賞にからむ持っている男M名人で47センチだった。29人参加でアマダイを釣ったのは7人だけ。そのうちの1人になれたのだからへた釣りにしては上出来だったってことにしておこう。
著者: へた釣り