2年ぶりの北海道釣行。だいぶ前から騒いでいたように本当に楽しみにしていた。初日は軽く肩慣らしに堤防での投げ釣り。投げ釣りにいたっては3年ぶりなわけでなんとかなるかなぁと大いに不安だったが、なんとかなった。北海道投げ四目達成でまずますの滑り出しってことにしといて。
朝7時40分の釧路行きの便に乗る。ANAを予約したつもりだったのだが、案内された飛行機はエア・ドゥ。国内線でJAL、ANA以外の飛行機に乗るのは初めてだったので、なんだか得した気分。にしても、どうして北海道なのにシロクマの絵が描いてあるんだろうと不思議に思い調べてみたら、ベア・ドゥという同社のマスコットであるらしい。どう見てもシロクマに見えるが、ヒグマのアルビノという設定なのかな? 釧路空港にて北海道の師匠に出迎えてもらう。そのまま釧路市千代ノ浦マリンパークという釣り公園に下ろしてもらった。
釧路市千代ノ浦マリンパークの感想はというと、これが東京湾だったらここじゃ竿は出さないに違いないポイントである。水深も3メートルくらいと浅く、底は起伏に乏しい砂地。こんなとこに魚いるの?と不安になったが、地元の人たちが何人も竿を出していたのでいないってことはないんだろう。第一、北海道の師匠が連れてきてくれたポイントだから魚はいるはずと信じての第1投。さすがは北海道。魚はちゃんといた。何度か竿先をプルプルさせてくれるが針掛かりはしなかったけど。
カレイ&アイナメ用の針が丸せいご13号の仕掛けを使っていたのだが、針掛かりせず餌ばかり取られるのは業腹なので、針のサイズを11号に落としてみた。すると本日初めての針掛かり。予想通りというか、やっぱりこいつかっ!! 20センチくらいのウグイだった。釣っても釣ってもウグイばかりという経験を過去にもしているのでちょっと先行きが不安になる。
投げ竿はウグイが1匹釣れたあとしばし沈黙してしまったので、護岸際をブラクリで探ってみる。ソイかアイナメが釣れないかなぁと狙ってみたわけだが、小さなカジカが1匹釣れただけとこちらもパッとしない。何度も魚信はあったのだが、竿先を震わせてくれるだけでなかなか針掛かりしない。投げ釣りの合間の暇つぶしのつもりで出した竿なのに、暇をつぶせずに竿をたたむことに。ブラクリでこういう状況だったのでルアーの出番はなし。
そうこうしているうちに上げ潮に変わり、少し海の状況がよくなってきたようで、投げ竿に魚信。20センチくらいのコマイだった。一応、本命である。続いて同じくらいのサイズのコマイの一荷、あと2匹ほど追加してコマイが5匹。帰る間際に手のひらサイズのカレイ(無眼側が黄色かったのでマガレイ?)が釣れる。餌にちょっかい出してたのはウグイじゃなくてこいつだったかも。ウグイ、カジカ、コマイ、カレイと北海道の投げ釣りターゲットを四目釣ったのでよしとしよう。本当はアイナメを釣って五目達成したかったのだが、初日から欲張ると北海道の釣りの神様に嫌われちゃうもんね。
著者: へた釣り