さ~らば洲の崎よ~また来るまでは~♪ しばし別れの涙がにじむ~♪ 恋し懐かしカイワリ釣れね~♪ シャクリ疲れてウンザリだぁ~♪ 2014年ゴールデンウィーク初戦にして今季の沖のウィリー五目最終戦で大大大惨敗。ウィリーには1回も魚信なしで成す術なく沈没だ。こんちくしょ~!!
沖のウィリー五目の最貧果を更新してきた。ウィリーをやりに行ったのにウィリーでは釣りにならなかった。伊豆大島が見えるポイントまで行ってここまで魚の活性が低かったのは初めて。金沢八景・一之瀬丸のウィリー五目船はゴールデンウィークのせいか、片舷8人と混んでいた。潮が動いている間はオマツリだらけで釣りにならず、潮が止まるとウィリーには魚は全く反応してくれず。それでもシャクリ続けた結果、スカスカのクーラーと心地よくない疲れが残った。
船は1時間半ほど走って沖の瀬に到着。鳥山が見えたりして、船が減速するまでは今日もクーラー満タンの予感を抱いていたのでが、船は速度を落としたあともなかなか止まれない。ウィリーで持ち上げられそうな魚の反応が見つからない、あまりよろしくない日のパターンだ。船長からの指示は例によって「ウィリー針にも餌付けてね」だった。餌付けの指示があってもなんとかなっていることが多いので、そんな指示は無視してシャクリ始める。……何も…起きない。いろんなシャクリパターンを試してみたのだが、ウィリーに何も触れてこない。
左隣のおじさんの竿が強烈にしなる。へた釣りの竿もこれまた強烈にしなる。巻き上げ始めるとドラグが滑りまくってほとんど巻きとれない。ときどき強烈な引き込み。5.8キロの特大サイズのメダイだった。ただし、魚が掛かっていたのは隣のおじさんの針。へた釣りはオマツリしたついでに巻き上げるのをお手伝いしただけだった。今度は右隣のおじさんにメダイほどではないにせよ、ちょっといい引き。キントキのダブルだった。メダイはイカ短で、キントキはオキアミで釣れたみたいだ。間でウィリー大好きへた釣りの竿だけ沈黙し続ける。
沖の瀬はどうも魚の活性がよろしくなかったようで、10時過ぎに洲の崎沖へと移動する。相性の良い洲の崎ならなんとかなるだろうと思っていたのだが……ここでも全くウィリーに魚が触ってくる気配がない。どうもならない。11時を過ぎた時点でクーラーは空っぽ。このまま釣り続けると帰るまで空っぽな予感までし始める。嫌だけど餌を付けるかとウィリーに見切りをつけたら、すぐに魚信があった。まずまずサイズのウスメバル。やっとのことでボウズを回避。
餌を付ければポツリポツリと魚信は出るのだが、追い食いが発生するような活性ではなく、忘れたころにオキメバル、ときどき気まぐれにウマヅラハギが餌に飛びついてくるだけ。これなら置き竿にしてじっくり待った方が得策だとは分かっているのだが、分かっていても船上でじっとできない性分なので、無駄に頑張ってシャクってきた。今度は右隣のおじさんが46センチのアマダイを釣り上げたりと船上はそれなりに盛り上がっていたんだけど……1人蚊帳の外でド貧果に沈む。
著者: へた釣り