先週末のイサキの好調ぶりにどうして突撃しなかったのかと後悔した。蓋を開けてみれば、強風で時化の中、突撃しなくて正解。剣崎沖はイサキの確率変動継続中らしく、満員御礼の激込みの船で、凪倒れを予感させる超が付くほどのべタ凪で、91匹も釣れちゃったのだから出来すぎ~♪
船はいつも通り、金沢八景・一之瀬丸。イサキ船は前日の夕方には満員御礼で予約締切になっていたのに気付いて…激込みでオマツリ連発になりそうな予感。週末になるとイサキは釣れなくなるという呪いにハマったかな?とあまり期待せずに家を出る。船宿に着いてみると、残っている席札は4枚。普段は使わない一段高くなった左舷舳先の札が2枚と右舷の胴が2枚だけ。海面まで遠い舳先は取り込みに自信がないので、右舷胴に釣座を決める。片舷12人。横の人との間隔は船べりの穴1つ半。オマツリ地獄を覚悟する。
ここで幸運。右隣の人はイサキもウィリーも初めてとのこと。ここぞとばかりに、「イサキはコマセ撒きすぎたらあか~ん!!」と力説しておく。FLビシを渡されたので、下窓全閉、上窓1/4開けのへた釣りと同じ設定にして返す。その様子を見ていた左隣の人が、「僕にも教えてください」。これまたへた釣り設定にコマセ量を調整しつつ、「イサキは胃袋が小さいのでコマセを撒きすぎるとすぐにお腹いっぱいになっちゃうんですよ」と、もっともらしいこと(本当だと信じていること)を言っておく。両隣のコマセの撒きすぎを回避できたわけだ。あとで上乗りさんに「もう少しコマセ撒いた方が…」って言われてたみたいだけど…ごめん!
船は剣崎沖に到着。船団から少し離れたポイントで釣り開始の合図。瀧本船長が引きの強さを見せる。指示タナは「20メートルから12メートル」。20メートルまでビシを落として1シャクリしたらすぐに、ウィリーに魚が触れる手ごたえ。高活性のイサキが船の真下にいるっ!! 2シャクリ目で乗った! 小気味いいウリンボの引き。竿を少し立てて針掛かりを確定させながら追食いを待つとすぐに魚信がある。それ以上は欲張らずに巻き上げるとウリンボ×2。開始1時間で20匹越え。4本針で針数鯉のぼりも1回あった。束越えペースの釣れっぷりに釣ってる本人が一番驚く。
最初のポイントで魚信が遠のくと、船は船団に合流。瀧本船長パターンで、大人しく船団の後ろに付くのではなく船団の周りを嫌がらせのようにうろちょろしながらポイントを決める。船長がこの操船をしたときはだいたい結果がよい。ポイントが決まってこれまた第一投からウィリーに魚の触れる感触。最初のポイントほどの爆発力はないが、それでも時速10匹以上のペースで釣れ盛る。へた釣りは忙しすぎて釣っている最中の写真がほとんどない。ダブル以上狙いでやっていたのだが、ダブルに固執するとせっかく掛けたイサキがバレてしまうので、シングルでも巻き上げるに方針を換える。
へた釣りのシャクリ方だと、5メートルの幅を3往復するとコマセがなくなるのだが、18回連続で3往復内にイサキが釣れるコンボが発生!! 楽しいったらありゃしない。50センチ刻みでビシッっと誘うパターンと30センチ刻みでフワフワ誘うパターンを混ぜ、静止は5秒。魚信はほぼ途切れることなく、沖上がりの時間まで続いた。サイズは20センチ前後のウリンボばかりだが、数えてみると91匹。これまで2シーズンの最多が54匹だったのだから、自己記録を大幅に更新した。出来すぎぃ~♪
著者: へた釣り