2012年の釣り納め。伊豆のいつもの堤防で、妻1号&子供たちとカサゴ本命の穴釣り。早掛けの賞品を用意して、楽しく釣れたらいいのになぁと考えていたのだが、あいにくの強風。堤防の縁に立っていると、ちょっと怖い感じの突風がときおり吹く。わずか2時間程度の釣り納め釣行となった。
いつものように5時に起きて外の様子を確認。雨は上がっており、気温もまずます。ところが、風が……7~8メートルって感じ。朝一から自分ひとりで出撃しても、たぶん釣りにならないだろうと判断して、子供たちが起きるのを待つ。結局堤防に立ったのは7時半くらい。既に太陽は昇っており、日差しが温かい。しかし…小春日和だと強風。風が収まったと思えば雨。どうも今年の伊豆はちぐはぐな天気になる。短時間勝負のカサゴの早掛け開始!
子供たちはこの釣りは何度もやっている。とっとと準備して思い思いのポイントに仕掛けと送り込んでいく。この前、へた釣りも苦しんだように、カサゴの魚影が薄く、まずはメジナが釣れてくる。子供1号は錘をちゃんと底まで落として、竿をチョンチョンと誘って、なかなか上手に釣っているのだが……食ってくるのはメジナばかり。「メジナじゃ、ダメ?」。ダメですっ!!
子供2号は風に煽られてうまく仕掛けを底まで届けられていなかったようなので、ちょっとだけお手伝い。仕掛けをまだ攻めていない穴の底まできちんと落として、竿を渡す。ものの数秒で「キターーーーー!!」という子供2号の元気な声。サイズもよさそうで、90センチのテトラ竿の竿先がガコガコ暴れている。真剣な顔で、ゆっくりリールを巻く子供2号。がっちり針掛かりしていたのは20センチのムラソイ。アホほど魚をカメラに突き出して写真を撮る技は、釣場速報のLTアジ釣りで覚えた? お見事早掛け賞ゲットである。
さて、こうなると子供1号も気合を入れて……めぼしい穴と探っていくのだが、やはり今年はカサゴもムラソイもお留守なようで、なかなか餌に飛びついてはこない。30分ほど粘ってなんとか穴から引きずり出すのに成功したのは10センチくらいのミニムラソイ。でも、まぁ、ちゃんと本命を釣るのだから大したものだ。へた釣りがムラソイ1匹釣るのに3時間かかったのは秘密にして、遅掛け賞を授与しておく。子供だましの賞品に喜んでくれるのだからあげる方もうれしいものだ。
その後、ちょい投げに挑戦したり、妻1号も参戦したりと、煮付け用のムラソイを人数分ゲットしようと頑張ったのだが、風はどんどん強くなり、これ以上粘ってもどうしようもなさそうだったので、2時間ほど堤防でにぎやかな釣りをして、2012年の釣り納め。来年も楽しい釣りがみんなでできるといいのになぁ~~~~~。
著者: へた釣り