アキアジチャレンジ2011。9月の止別海岸は○○ガイだらけ!?

アキアジ_止別海岸止別海岸でのアキアジ狙い2日目。本日は午前中のみで午後からは釧路へ戻る。日の出の4時30分から11時くらいまでで目標は北海道の師匠6匹、へた釣り5匹で昨日釣った9匹と合わせて20本のアキアジを持って帰ろう……だったのだが、北海道といえどもそこまでは甘くなかった。

テント_止別海岸_アキアジチャレンジ2011午前3時に泊まっていた民宿をチェックアウトして、3時半には止別海岸に到着。昨年ほどではないが、昨日に比べると駐車場に車が多く、当然釣り場も混雑気味。浜に出ると既にケミホタル付きのウキルアーが描く軌跡が釣り場の端から端まで続いている。アキアジが釣れるのは空が白んでから、どうして1時間も前から膝まで海に浸かって釣り始めているかというと、朝一の時合を逃さないための場所確保のため。そんな気合が入った釣り人が実釣開始の1時間も前から50人以上いるのであるからアキアジ釣りは恐ろしい。

■師匠はお手製仕掛けで2日連続で浜1本目のアキアジをゲット

止別海岸_アキアジチャレンジ2011北海道の師匠&へた釣りも出遅れてはならじとタックルを用意したら一休みする間も惜しんでここぞというポイントに立つ。横の人との間隔は30センチくらい。周りの人と雑談したり、時々釣ってますよとアピールするためにキャストしたりしながら日の出を待つ。この日は波が少し高い。へた釣りが入ったポイントの右手を見ると、真っ暗闇なのに腰くらいまで海に使って白波と対峙している立ち込み隊が見える。怖くないんであろうか。

テント_止別海岸_アキアジチャレンジ2011空が薄ぼんやりと白み始めると朝のチャンスタイムが始まる。昨日に続いて浜で最初のアキアジを釣り上げたのは北海道の師匠。お手製のグロー&アワビ張りぐるぐるサーモンの威力は絶大だ。へた釣りも師匠に借りた同じ仕掛けを使っているので時合は逃さない……はずだったのに、2つ左隣の人の竿が曲がっても、右隣の人がアキアジを掛けても、一向にへた釣りの竿には魚信が来ない。なんでぇ~~~である。全くかすりもしないうちに朝のチャンスタイム終了!

■なんとしても1匹! というわけでへた釣りも○○ガイの仲間に

止別海岸_アキアジチャレンジ2011日が昇りきり、魚信が遠のいたので浜に上がって朝食タイム。ここで止別海岸の釣り人は3種類に分類できることに気づく。まずは立ち込み隊。腰まで海に使って波が来ると海水がウェダーに入るのを防ぐためにジャンプしている。少しでも遠くにキャストしてアキアジを釣り上げたいという意気込みがすばらしい。まさにタフガイである。年齢も若い人から80歳くらいに見えるおじいさんまで、波に押されながらロングキャストを繰り返す。次に膝まで水に浸かって普通にキャストしている人。本来の止別海岸の釣り方はこれが正しいらしく。「立ち込みする人がいるからアキアジの群れが近くに寄らない」と文句を言いながらも延々とキャストを繰り返す。これはこれで精神的にタフな人たちだ。そして朝の時合が終わって浜でのんびりしている人。お腹のすいたへた釣りもおにぎりを頬張って浜で休憩。朝の釣果が芳しくなかったので「今日はダメだな」と言いつつも帰る気配は全くない。

止別海岸_アキアジチャレンジ2011へた釣りは、白波が立っているところに入っていくのは怖くて嫌。かといって1本もアキアジを釣らずに浜でのんびりし続けられるほど釣りというものを達観していないし、釣りに関しては精神的にタフなのだ。結局浜からキャストすることにしたのだが、1時間くらい粘っても魚信はゼロ。「なんのためのウェダーだ。足だけ入るなら長靴で十分だろ」と意を決してタフガイの仲間入り。海の中をジャブジャブ歩いて立ち込み隊に合流した。波を体の正面で受けると男の急所がとても痛いという恐らく今後の人生であまり役に立たない経験をしながらロングキャストを繰り返す。波が来たら体を半身にして急所を守る。全身ぐっしょり濡れながら頑張っていると、ようやく本日初の魚信。無事取り込みに成功したのは小ぶりのオス。本日の釣果はこれだけ。魚信もこれだけだった。

■北海道の人にとってアキアジは特別な魚すぎて……ヒートアップ!?

止別海岸_アキアジチャレンジ2011止別海岸に来ると、北海道のアキアジ釣り師ってすごいなぁと驚くことが多い。海岸近くにキャンプを張って何日も釣り続けている人がたくさんいるし、80歳なのにタフガイコースで足場の悪い海の中でジャンプし続けていた人(1匹釣り上げていた)もいる。北海道の人にとってアキアジは特別な魚なんだと思う。ドラグを無駄に出してはダメという暗黙の了解のせいで、竿を折った人も2人見た(スレで背びれや尾びれに針掛かりしたときのアキアジの引きはものすごい)。立ち込みで海の中でこけて全身ずぶぬれになった人も2人ばかり(ライフジャケットを着用している人はほとんどいないので運が悪いと死ぬぞ!)。

止別海岸_アキアジチャレンジ2011ただ、あまりマナーがよろしくないんじゃない、と思う光景にも何度が出くわした。怖い人が1割くらいいると昨日の原稿で書いたが、あまり口汚く人を罵るのはいかがなものかと思うし、無言で下手糞は来るなオーラを放つのもどうかと思う。釣りはレジャーなんだからみんなで楽しめるようにした方がいいと思うよ。ただ、アキアジ釣りは一部の人にとってはレジャーではないようで、釣ったアキアジのメスからイクラだけ取り出して捨てていく人がいる。釣りをしている足元に腹を割かれたアキアジが流れてくると非常に気分が悪い。あと、対岸の方が釣れていそうだからといって線路の鉄橋を渡るのは スタンド・バイ・ミーのような冒険が許される年じゃないんだから止めた方がいいと思うぞ!



Twitter

2011年09月17日 17:46

« アキアジチャレンジ2011。止別海岸でオス×1、メス×2ゲット!!! | メイン | アキアジチャレンジ2011。繁栄丸パワー vs. へた釣りの呪い »

最近の釣りに行った記事

釣れるイメージ全く湧ず。マゴチで2024年初の完全ボウズ
程よくとほろ酔いが苦手な夫婦は人生二度目の仲良く束釣り
A5ランク混じりでアジ28匹+煮付けメバルにクロダイまで
式根島キンメでシールもらってドヤッ顔で写真に納まったよ
上手くシャクれば!! 一荷も! カイワリの醍醐味満喫し自己最多
手乗りキダイに翻弄されてあわやあわやのアマダイボウズ!?
役満かも!?はメダイで…いつも通り白中ドラ(クロムツ)2
ほぼ尺…29.5センチの自己最大メバルでリアランサーに入魂
2024年伊豆初釣りはラスト入れパクしカイワリ20匹でどやっ
時化はあか~ん!! ドッタンバッタン魚信だせずシロギス21匹
走水黄金大アジとはいかなかったが30センチ級混じり28匹
役満かも?な引きはサバのみで。またも白ドラ(クロムツ)3
2024年は幸先よすぎ!! 初釣りでアジ105匹+シロギス20匹
オーラスで役満(アカムツ)あがれず白ドラ(クロムツ)3で
2023年の帳尻合わせ第1戦はカイワリツ抜け達成でどやっ!!
津波注意報の中白間津まで行ってうどん食って帰ってきた
寒さと雨で午前は瀕死…陽がさす午後にアマダイ2匹で帳尻
夫婦そろって束超え…合わせてアジ242匹って粂丸の奇跡?
へたさん来たらやっぱり…でもカイワリ3匹で痛風には十分
入れて入れて休んで入れて…1回旋回半夜クロムツであわわ
ガツ~ンと穂先持っていく夏秋の癒しの釣魚アカハタ初挑戦
ゲスト含め渋かった!! でも満足サイズのアマダイゲット♪
シロムツ本命宣言したら2匹だけ。ほかは痛風に悪そうな…
唯一のこれは!?な魚信は奪食いで…伊豆アカムツまたも撃沈
元気なのはサバとカマスだけで美味しいお刺身はいずこへ?
猛暑日に釣りは本当にあかん…脇腹攣って船上で悶絶したよ
隣でキハダ26キロ+カツオ3.6キロ…でも、僕はノーピク
キャストは少しは様になりシロギス久々に大人になれて24匹
極技 湾フグは2投で入魂するもシロギスはやっぱり苦手だ…
メバル煮付け級1匹だけだがA5級アジ多数+人生初キジハタ
妻と二人がかりでジャスト束!! 全部干物サイズで満足度◎
タコを触れずにキャーキャー言うことすらできなかったのよ
宇佐美の「へたさん来たら釣れない」がまた始まってしまう
人生二度目の新島キンメは…底も魚信も取れず大撃ち~ん
朝からキスで夜はアナゴで下手さ加減を思い知らされた一日
城ヶ島沖クロムツは魚信少なめも釣れれば大満足サイズで♪
久々フォースに気をよくするもオキアミ有利でカイワリ7匹
GW第2戦は待望の凪!! いつもの如く撃沈しマゴチ1匹だけ
強風に苦しみ触手に苛まれ釣り方見失うアジ・キスリレー
予期せぬ大時化にアジツ抜けせずクロダイで帳尻だけ合わす
ちょい時化だけど猿アジはぽつぽつ…後半凪たらし~んと
昼までノーガコッ伝説継続…ヤヴァいかもで一度だけガコッ
気難しいアジに苦戦も46匹。シロギスは釣り方掴めず9匹だけ
驕る下手は久しからず。ノーガコッ伝説が今日始まったよ
ウィリーもカブラも無視するカイワリなんて大嫌いだぁあ
予想以上の時化に軽く船酔いげんなりしつつクロムツ6匹
尺には遠いが長井沖で人生初のイワシでメバルをゲット♥
猿アジ冬のトリプルまつり開催中でアジフライ半年分57匹♪
魚信を出せず心荒む展開も熟アマダイ(45)に慰められる
電車故障・潮超速・偏光グラス破損…ハードラックな1日

著者: へた釣り