梅雨どきは「イサキっすよぉ、イサキぃぃぃ」とか言っていたのに、なぜかLTアジ・シロギスリレー船に再び乗ってきた。前回に比べてなかなかアジが口を使ってくれず、シロギスは相変わらずアタリはあっても針がかりしないしでなかなか苦戦。それでもクーラーはいっぱい。
イサキではなくLTアジ・シロギスに行くことになった理由というのが、子供1号の言い分があまりに面白かったから。アジが大漁だった日に、ちょうど家に遊びに来ていた子供1号のお友達の親にアジをおすそ分けしたのであるが……それが子供1号からすると「ズルい」のだそうだ。いわく、
パパだけ釣りに行って、子供1号のお母さんたちに「釣り名人」だと思われるのはズルい。
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子供1号だって釣りにいけばパパよりたくさん釣る自信がある。
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釣りに行って友達のお母さんたちに子供1号が釣り名人だと認知してもらえるチャンスがほしい。
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だから釣りに連れて行け。しかも大漁できるアジが望ましい。
ゴールデンウィークにカサゴの入れ食いを経験してから、どうも間違えた自信を持ってしまった子供に自分というものをわきまえさせるのも親の仕事である。というわけで、前回と同じ品川 中金からLTアジ・シロギスリレー船に乗船して、我が家の釣り名人選手権開催ということになったのである。
■船長さん頑張る! でも応えられない釣り名人親子w
アジという魚は前の日釣れたとしても当日は全く釣れないこともある魚であるとは知っていたが、なかなかの苦戦。真面目な船長さんは、アジの反応を探して、船を走らせまくるというなかなかしぶい1日となった。午前中は潮どまりの時間帯と重なったらしく中ノ瀬で反応はあっても口を使ってくれずに撃沈。アジ釣りを早々にあきらめてお土産確保でトロサバ(大型のゴマサバ?)へ。子供はライトタックルのサバの引きを楽しんでいたようだ。お土産確保したらシロギスをやってもう一度アジに挑戦というのが船長さんのプラン。
シロギス釣りは前回、アタリ3~4回で針がかり1回というみっともない結果だったので、それなりに研究して臨んだのであるが、それでもやっぱり上手くいかない。リーリングではなく竿をゆっくり動かして魚を探ってみたり(投げ釣りでいうところの扇引きの要領)、船長さんのアドバイスで船直下を小突いてみたり、錘が動かないように小刻みに竿先で誘ってみたり……でも相変わらずアタリに対して針にかけられるキスの数は向上しない。難しい。
シロギス釣りが終わった段階での我が家の釣り名人選手権の結果は、
シロギス18匹
ニベ 2匹
イイダコ 1匹
ショウサイフグ 2匹
に対して、
子供1号はシロギス 9匹
で、後半戦のアジ釣り。船長の執念というべきか、帰り間際にアジのポイントを発見し、延長戦30分ありで、アジ入れ食い……とはいえないもののポツポツと釣れる状況。コマセを巻くと竿先ビビビという状況ではなく、誘って釣るという釣りなので、子供1号はここで集中力が終了したもよう。置き竿にして釣り名人になるのはあきらめたようだw アジを15匹(小型混じる)ほど釣ってこの日は終了!
竿頭はシロギス23匹、アジ26匹だったので……我が家に釣り名人はいないという実に妥当な結論に。
著者: へた釣り