宇佐美でのノーピクに懲りてしばらく釣りデートはないかなと思っていたら「初釣りに付いていってあげる♥」。我が妻ながら読めない人である。今回も貧果に沈ませるわけにはいかない。手堅い釣果がでているビシアジ釣りへ。25upの一番美味しいサイズぞろいで初釣りデート大成功♪
品川発の東海道線の始発に乗って横浜へ。京急に乗り継いで時間に余裕をもって京急大津港・いなの丸に到着する予定だったが、堀ノ内で乗り換えなくてはならないことをすっかり忘れていた。新大津のホームで京急大津から駅名変わったのかな?と惚けたことを考えていたのだからミドフィフにして認知機能がかなり危うい。全く見覚えのない改札まで行ってようやくこの駅ではないと気づき路線図を確認した。出船30分前になんとか受付に到着。「釣り座は右舷の艫から1番・2番」と指示される。お正月明けということで空いており片舷3人ずつの6人での出船となる。
港を出た船は東へ。猿島沖、大津沖、走水沖の境界がどこなのか知らないが釣果報告で確認すると伊勢町沖水深63メートルと書いてあった。少し離れたところにタチウオ船団ができていたのでタチウオ釣りでなら来たことがありそうなポイントだ。船長の指示は「2メートルでコマセを振って4メートルで待つ」だったが、潮が速く船長がラインを立てるのに苦労しているという状況だったためあまりタナを上げず、1・1.5・2メートルでコマセを振り出して2.5メートルで待つことに。何度かコマセを入れ替えると魚信あり。船長から「始まりの1匹~」とプレッシャーをかけられながらも25センチに少し届かないアジでスタート。
コマセにバンバン突っ込んでくるという感じではないが素早く3回コマセを振り出して仕掛けを同調させれば食ってくる。潮が速いのでタナで長々と待つのは得策ではない。コマセを振るスピードが要求される少し厳しいアジ釣りになりそう。魚信を出すのが難しくて妻が闇墜ちしないだろうかと少し心配だったが、妻は妻なりのアジの釣り方を習得しているようで、電動リールで初めての獲物となる中型アジをゲットしていた。釣れてくるのは25センチの一番美味しいサイズがアベレージでたまにだが30センチあるかもというご立派サイズが混じる。小さいのでも20センチは超える。
中盤さらに潮が速くなる。3回に分けてコマセを振っていては仕掛けとコマセが同期している時間がほとんどない。50センチ刻みでコマセを振り出して5秒だけ待つというマシンガンコマセに切り替える。130号でマシンガンコマセは竿を振る左腕がなかなか大変だが、すぐに魚信を出せたので筋肉痛覚悟でコマセを振り続ける。撒けば魚信るというわけではないが3連続でコマセを詰め替えるためだけに仕掛けを回収することはなかった。動かしまくっての釣りなので掛かりどころに不安はあったが、コマセと同調してないから魚信がでないだけでアジ自体の活性は高かったようだ。いいところに掛かっていることが多く、バラシは一度もなかった。
妻は潮の速い中盤は苦戦したもののコマセを振ったら置き竿にするという横着な釣り方に開眼した。「竿を持っているとどうしても掛けにいっちゃう」ので置き竿にしたんだそうだが、沖上がりが近づき潮が緩みだすとダブルありでぺースアップ。目標にしていたツ抜けはクリアし11匹。へた釣りは淡々と最後まで釣れ続けて22匹。潮が速いと途端に難しくなるのでビシアジは潮周りの小さい日に再戦しようと決めた。帰りは三田・ホルモンまさるで新年会。妻にビシアジの感想を聞くと「道具が軽いし魚信も多いLTアジの方が楽しいかも」とのこと。割と力持ちの方だがそれでも130号はつらかった?
著者: へた釣り