ゴールデンウィークからなぜか釣果に恵まれ続けている。金沢八景・一之瀬丸から手堅く釣れそうな遠征五目で出撃した。アマダイ、イサキ、アジときてオキメバル、アカイサキとどのポイントでもそれなり以上に食い気のある魚たちが迎えてく入れた。六目41匹でクーラー八分と大満足!!
ゴールデンウィーク翌週の日曜日なら船が空いてるかもと予想していたが、京浜急行の品川駅には竿&クーラー持参組の姿が多数。ゴールデンウィークは混むから釣行を我慢していた人たちが大挙して押し寄せるのかも?と嫌な予感を覚える。一之瀬丸に到着し、遠征五目の座席札を確認するとあれれ?となる。空いている。例によって艫から順に埋まっていくという一之瀬丸(金沢八景?)ルールによってへた釣りの指定席ともいえる右舷の舳が空いていた。左舷に4人、右舷に3人の7人での出船。「50分ほど走ります」という伊東船長のアナウンスとともに船は桟橋を離れる。飛沫を被るかもとのことなのでキャビンに避難する。
この日はアマダイ釣りからスタートする。水深は90メートルから100メートル。「コマセは入れないで」との指示がある。クッションを外しハリス4号2本針2メートルのアマダイ用仕掛けを投入する。オモリの代わりにFLビシというだけ。オモリも80号の物を持って行ったら付け換えていいんだろうか? オマツリするからダメ? オモリが着底したら50センチ切って、フワリと持ち上げる。50センチ刻みで2回誘って底から2メートルで20~30秒ほど待って底を取り直す。ゲスト含めあまり活性はよくない感じ。小さな魚信があってヒメコダイ(アカボラ)、続いてトラギス? 食ってくるタナはシビアであまり動かしすぎるとゲストが先に食ってくる。1時間経ち、今日はアマダイ厳しいかもと諦めかけていたらようやくそれっぽい魚信。35センチを少し超えるミドサーアマダイをゲットする。気持ち悪いアナゴ(ウミヘビ?)が釣れたので底の潮色が悪いのかも。
10時半くらいまでアマダイを釣ったら、次は剣崎沖に北上してウィリーでの釣りとなる。最初のポイントは「45メートルから40メートルを探って」だった。一之瀬丸の遠征五目はヒメなどが釣れないようにタナは海面から取る。水深から予想してイサキ狙いだろうとコマセはほとんど出さないように調整しスティ0の高速シャクリを続けると、すぐに穂先をキュンと持って行くイサキらしい魚信。ゆっくり巻くと追い食いが発生する。20~25センチのイサキのトリプルでスタート。イサキの活性は悪くなく活発に魚信ってくる。30分ほどやってイサキは9匹。続いて水深80メートルくらいのポイントに移動する。ここで釣れたのは35センチくらいの大アジ。剣崎沖の大アジはあまりたくさんはいらないので、高速シャクリで掛かり過ぎないようにして6匹だけ追加する。
イサキとアジでお土産を十分に確保したら「沖に行きます」と南下する。タナの指示は90メートルから85メートル。小さな根の上を狙うようで、「巻き上げたら再投入しないで待ってて」という指示が入る。オキメバルだろうと50センチ刻みスティ2秒のゆっくりめでシャクリだすとすぐに穂先をグッググゥと抑え込むような魚信。最初の引きは結構な大物かもと勘違いするほど力強いがあまり持久力はないのかすぐに引かなくなるのがオキメバル。ハリスを張るようにゆっくり巻いて追い食いを狙う。ここからは楽しい入れパクタイム。魚を付けずに仕掛けを回収することなく、次から次へとオキメバルが釣れてくる。ウィリーへの反応がすこぶるよいのがうれしい。針数パーフェクトも1回だけだけど達成した。
何カ所かポイントを変わると、オキメバルよりアカイサキが優勢だったりした。アカイサキはオキメバル以上にスティ時間を長くとるとよく釣れる。シャクっている最中に何かが触れてきた感触があったら竿を動かさずに待つとアカイサキが掛かることが多い。この日はなぜかカラフルで大型な雄はおらず、30センチくらいの雌ばかりが釣れた。味噌漬けにすると美味しい魚なので頑張って釣ったが6匹までだった。アマダイ1匹、ヒメコダイ1匹、イサキ9匹、アジ6匹、アカイサキ6匹、オキメバル18匹で合計41匹。クーラー8分くらい。いろんな食べ方ができる魚が釣れたので大満足だ。それなり以上のサイズでリリースしたのはシキシマハナダイのみ。シキシマハナダの美味しい食べ方はまだ見つかっていない。
著者: へた釣り